第5回 気落ち
「ただいまあ。」
「お帰り~。飲み会どうった~。」
「うん。まあまあかな。」
「いろいろ話せた?」
帰り際の小倉の顔が頭に浮かんだので、打ち消した。
「お風呂入ってくるね。」
「うん。」
お風呂でやっぱり、飲み会のことが頭に浮かんでしまう。お風呂から上がると、リビングに雄二の姿はなかった。
寝室に行くと、ベッドに雄二は入っていた。雄二の横に滑り込む。
「ねえ。」
雄二に抱きつく。
「うん。お疲れ様。」
抱き返してくれる雄二。下着をつけてなかった。雄二の手を導く。ん?手に力が入ってない。
雄二は、寝息をたてていた。
もう、こういう人だった。少し気落ちしたけれど、頬にキスして目をつぶった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます