なんだろう、この世界が全て歪んでいて、現実の重さがどんどん融けていく感覚。
ひとつひとつの場面がまるで心の闇の中に浮かんでる幻影、そしてそれは終わりが見えない。
NG集やエンドロールは、なんだか人生そのものみたいで、過去と現在がぐちゃぐちゃに交差していく。
今の自分は充分すぎるほどに大人になったはずなのに、これを読んだだけで、心の中で無力感や反抗心が再びくすぶりはじめてしまう。
その一瞬一瞬が、世界が滅びる寸前の感覚と繋がっているような、まるで終末的なリアル。
暗い中でふと見つけた光のように感じるけど、結局それがどこへ導くのか。
きっとそれは誰にも分からないだろうと思う。
明るく光りが燦々と降り注ぎ
希望に満ち溢れ、
優しい世界
そこもすごく魅力的だけど
そうではないその対極にあるような
これらはまた、すごく魅力的だ。