第2話 自治会の会長になると言うこと
最後には私も賛成にした。
その代わりに自分達で決めたんやし、文句は無しでいこうや。しんどいのはわかっててやるんやから。と釘を刺した。
当時の私?いや今もか。
嫌なら嫌だと意思表示する事は大切だと考えていた。話し合いの場で黙秘して決まったあとに陰で文句たらたらは嫌いだった。
自治会役員は四役で構成されていた。
会長、副会長、会計、書記。
これは選出がある前にだいたい根回しがなされてた。
会長の話があった時、そやろなぁと思ったから、他の三役は希望を叶えて欲しいとして、副会長は理論家で冷静に情勢を見極める力のあるサーキ。
会計は商業科の卒業でとにかく人がいい、面倒見のいいチンタ。
書記は雄弁家で冗談も交えながらど正論をぶち上げるチカ。
三人とも受け入れてくれたので、私はほっとした。私が反対することもあらかじめ三人には伝えてあったから、私は攻撃の的にもならなかったしうまいこといけたと思う。
この四役の中で、ふたりづつ原水禁とうたごえの担当に別れる。
そして運営の中心を担うことになる。
私は原水禁の担当をチカとやることになった。
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