『俺達のグレートなキャンプ73 ギネス記録を狙え!世界一苦いパエリア作り』
海山純平
第73話 ギネス記録を狙え!世界一苦いパエリア作り
俺達のグレートなキャンプ73 ギネス記録を狙え!世界一苦いパエリア作り
第一章 いつものグレートな朝
「よっしゃあああああ!今日もグレートなキャンプの始まりだあああ!」
石川の絶叫が山間のキャンプ場に響き渡る。朝の6時である。周囲のテントから「うるせぇぞ!」「まだ寝てるっつーの!」という怒声が飛び交うが、石川は全く意に介さない。
「石川くん、また近所迷惑よ…」
富山が慌てて石川の口を手で塞ごうとするが、石川はひらりとかわす。
「富山!今日は特別だぞ!なんと俺たちが世界記録に挑戦するんだ!」
「世界記録?」
千葉が目をキラキラさせながら食いつく。石川の奇抜なキャンプ案に、千葉は毎回純粋に興奮する。
「そうだ千葉!今回の暇つぶしキャンプは『世界一苦いパエリア作り』だ!ギネスブックに載るぞ!」
「うわああああ!すげええええ!」
千葉が興奮して飛び跳ねる。その様子を見て富山の胃がキリキリと痛み始めた。
「ちょっと待ちなさいよ石川!苦いパエリアって何よ!パエリアは美味しく作るものでしょう!」
「富山、君は分かってないなあ」
石川がニヤリと笑う。その笑顔を見て、富山の不安は確信に変わった。
「今回のキャンプ場は『みどりの森キャンプ場』!ここは山菜採りで有名なんだ!つまり…」
「つまり?」
「野生の苦い山菜を大量に採取して、史上最高に苦いパエリアを作るんだよ!」
「やべええええ!天才だ石川!」
千葉が感動で涙を流している。富山は頭を抱えた。
第二章 苦味の軍団襲来
「さあ、山菜採りの時間だ!目標は苦味レベル10000!」
石川が勝手に作った苦味スケールを発表すると、千葉が手帳に必死にメモしている。
「ちなみに普通のゴーヤが苦味レベル50ね」
「え、えええええ!じゃあ10000って…」
富山が青ざめる。
三人は山に入り、石川が持参した『世界の苦い植物図鑑』を頼りに山菜採りを開始した。
「あった!センブリだ!これは苦味レベル200!薬草の王様とも呼ばれる激苦植物!」
石川が小さな白い花をつけた草を根っこから引き抜く。その瞬間、青臭い薬草の匂いが鼻を突く。
「おお!こっちにはタラの芽の根っこ!苦味レベル300!普通は天ぷらで食べる新芽部分じゃなくて、あえて苦い根の部分だ!」
千葉が土まみれの黒い根を掘り出している。見た目はまるで腐った木の根のようだ。
「うわあ、これ絶対ヤバい匂いするわよ…」
富山が鼻を摘まみながら近づく。
「待って!それ食べられるの?」石川の図鑑はどう見ても怪しい手作り本だった。
「大丈夫大丈夫!俺の経験では死なない程度に苦いはず!それより見ろよこれ!」
石川が興奮して指差したのは、黒ずんだキノコだった。
「カワラタケの変異種!普通のカワラタケでも苦いのに、これは更に苦い!苦味レベル400!」
「それ本当にキノコ?腐ってない?」
富山の疑問を無視して、石川は更に奥へと進む。
「あった!これこそ秘密兵器だ!ドクダミの根っこ!普通は葉っぱを使うけど、根は葉の10倍苦い!苦味レベル500!」
ドクダミの根は泥まみれで、掘り出すとすさまじい匂いを放った。まるで下水道のような悪臭だ。
「うげええ!臭い!これ本当に食べるの!?」
千葉が顔を歪める。
「まだまだ!ほら、フキノトウも見つけたぞ!でも普通のじゃない、『越冬フキノトウ』だ!雪の下で一冬越したから苦味が凝縮されてる!苦味レベル350!」
黒ずんで萎れたフキノトウは、新鮮な春のフキノトウとは似ても似つかない禍々しい姿をしていた。
「そして極めつけは…これだ!」
石川が指差したのは、一本の大きな木だった。
「カラマツの樹皮!これを削って煮出すと、タンニンたっぷりの超苦エキスが取れる!苦味レベル600!」
「樹皮って…それもう料理じゃないでしょ!」
富山が絶叫するが、石川は既にナイフで樹皮を削り始めている。削られた樹皮からは、渋柿を100倍濃縮したような強烈な渋味の匂いが立ち上る。
一時間後、三人のバスケットは悪夢のような食材で満杯になっていた。センブリ、タラの根、変異カワラタケ、ドクダミの根、越冬フキノトウ、カラマツの樹皮…。まるで魔女の薬草籠のような有様だった。
「よし!これで材料は完璧だ!キャンプ場に戻ってパエリア作りだ!」
「石川、本当に大丈夫なの?」
「千葉も心配になってきたわ…」
しかし石川の目は既に狂気の輝きを放っていた。
第三章 地獄のパエリア誕生
キャンプ場に戻ると、石川は巨大なパエリア鍋を取り出した。
「じゃーん!特注の超特大パエリア鍋だ!直径1メートル!」
「でけええええ!どこで買ったんですか!」
「ネットで特注した!これで10人前のパエリアが作れるぞ!」
富山が電卓を叩いている。
「ちょっと待ちなさい。10人前で苦味レベル10000ということは、一人当たり1000の苦味を摂取することになるのよ?」
「そうだ!それがグレートなキャンプだ!」
「死ぬわよ!絶対死ぬわよ!」
しかし石川は既に料理を開始していた。まず巨大なパエリア鍋に、黄金色のスペイン産エキストラバージンオリーブオイルをたっぷりと注ぐ。ジュワジュワと音を立てて熱せられるオイルからは、フルーティーで芳醇な香りが立ち上る。
「まずは基本中の基本!玉ねぎのソフリットだ!」
石川が玉ねぎをみじん切りにして鍋に投入すると、ジューッという音とともに甘い香りが辺りに広がる。透明だった玉ねぎが徐々に飴色に変わっていく様子は、まさに料理の魔法だ。
「おお!美味しそうな匂い!」
千葉が鼻をクンクンさせる。
「次はニンニクとトマトだ!本格的なパエリアには欠かせない!」
みじん切りのニンニクが油に触れると、パチパチと音を立てて香ばしい匂いを放つ。そこに真っ赤に熟したトマトのピューレを加えると、鍋の中が一気に地中海の色彩に染まる。
「ここまでは完璧な料理の始まりね…」
富山がほっと一息つく。鍋からは食欲をそそる最高の香りが漂っている。
「そして極上のバレンシア米!一粒一粒が艶々と輝いて美しいだろう!」
石川が投入したのは、真珠のように美しく輝く短粒米。お米がオリーブオイルでコーティングされ、一粒ずつが黄金色に輝いている。
「最高級のサフランも忘れずに!これで黄金色の美しいパエリアになる!」
真っ赤なサフランが湯に溶けて、美しい黄金色の出汁を作る。その瞬間、鍋全体が宝石のように輝いて見えた。
「うわあ!これは絶対美味しいやつだ!普通にパエリア食べたい!」
千葉が涎を垂らしそうになっている。まさに完璧なパエリアの始まりだった。
しかし、その時だった。
「あ、普通に美味しそうな匂いが…」
千葉がほっとしかけたその瞬間、石川の目が狂気の色に染まった。
「よし!ここからが本番だ!悪夢の食材投入タイムだあああああ!」
「センブリドーン!」
石川が根っこから葉っぱまで丸ごとセンブリを投入。瞬間、美しい黄金色のパエリアが緑色に変色し始める。薬草の青臭い匂いが一気に広がった。
「タラの根っこドーン!」
土まみれの黒い根っこが鍋に落ちると、ボコボコと泡を立てて煮える。そこから立ち上るのは、まるで漢方薬局のような強烈な匂いだ。
「変異カワラタケドーン!」
黒ずんだキノコが鍋に入ると、グツグツと煮えながらどす黒いエキスを放出する。美しかったパエリアは、もはや魔女の大釜と化していた。
「ドクダミの根っこドーン!」
最悪の悪臭を放つドクダミの根が投入された瞬間、周囲の空気が一変した。下水道のような匂いと薬草の匂いが混ざり合い、近くにいた野鳥たちが慌てて飛び立っていく。
「越冬フキノトウドーン!」
黒ずんで萎れたフキノトウが鍋に入ると、今度は強烈な苦味が視覚的にも分かるほどの黒い汁を出し始める。
「そして極めつけ!カラマツ樹皮の特製煮出しエキスドーン!」
石川が別鍋で煮出していた樹皮エキスを投入。それは真っ黒で、まるで墨汁のようだった。投入された瞬間、パエリアは完全に黒く変色し、渋柿を1000倍濃縮したような渋苦い匂いが立ち上る。
「うっ…なんか…すごい匂いが…」
千葉の顔が青くなってきた。さっきまでの食欲は完全に消え失せている。
「これはヤバいわよ石川!本当にヤバいわよ!もはや料理の形をしてないわよ!」
富山が必死に止めようとするが、鍋の中はもう地獄絵図と化していた。美しい黄金色のパエリアは見る影もなく、黒い液体の中で得体の知れない物体がボコボコと泡を立てている。
「まだまだ!苦味が足りない!これじゃあ世界記録は取れない!」
石川は最後の切り札を取り出した。小さな瓶に入った、まるで悪魔の粉のような黒い粉末。
「これは!」
「石川特製、苦丁茶エキス濃縮粉末だ!苦丁茶を1週間煮詰めて水分を完全に飛ばし、苦味成分だけを抽出した究極の苦味!苦味レベル5000!」
「5000!?」
「これを入れれば完璧だ!世界一苦いパエリアの完成だ!」
粉末が鍋に舞い散った瞬間、鍋から立ち上る湯気すら黒く変わった。もはやそれは料理ではなく、悪魔の呪いのような何かだった。周囲の空気が重くなり、鳥が慌てて飛び立ち、リスが逃げ出し、近くでキャンプしていた家族連れが「何か変な匂いがする!」「子供を近づけちゃダメ!」と騒ぎ始めた。
第四章 試食という名の地獄
「完成だあああああ!世界一苦いパエリア!」
石川が高々と木製スプーンを掲げる。パエリア鍋の中身は、もはやパエリアとは呼べない禍々しい代物と化していた。表面は真っ黒で、所々に得体の知れない植物の根や葉っぱが浮いている。湯気は黒く、まるで地獄の釜から立ち上る毒ガスのようだ。米粒は原型を留めておらず、ドロドロに溶けて黒いスライムのような状態になっている。
鍋に鼻を近づけると、まず最初に薬草の青臭い匂いが鼻を突く。その後に下水道のような悪臭、そして渋柿を1000倍濃縮したような渋い匂い、最後に舌がピリピリするほどの苦い匂いが重層的に押し寄せる。まさに嗅覚への総攻撃だった。
見た目は黒いタールのようで、スプーンで混ぜるとネットリとした粘性があり、表面には緑色の膜が張っている。時々、溶け切らなかった樹皮の欠片や、センブリの白い花びらが浮上してくる様子は、まるで古い沼の底から何かが浮き上がってくるようで不気味だった。
「本当に食べるの?」
千葉の声が震えている。彼の顔は既に青ざめ、額には冷や汗が浮いている。
「もちろんだ!これがグレートなキャンプだ!見ろよこの完璧な黒さ!この強烈な匂い!これこそが世界記録の証だ!」
石川が一口パエリアをすくい上げる。スプーンから垂れる液体は粘性があり、まるで墨汁のようだ。それを口に運ぶ石川の手も微かに震えている。
口に入れた瞬間、石川の表情が凍りついた。
三秒の沈黙。
「うぎゃあああああああああああ!」
石川が地面に転げ落ちた。口から黒い液体を吐き出しながら、地面を転げ回る。
「苦い!苦すぎる!これは人間の食べ物じゃない!舌が麻痺した!味覚が死んだ!」
石川の舌は真っ黒に変色し、口の周りも黒く染まっている。涙と鼻水を垂らしながら、まるで毒を飲んだかのように苦悶している。
「石川!大丈夫!?水!水持ってくる!」
千葉が慌てて駆け寄るが、石川は地面を転げ回り続けている。
「で、でも…成功だ…これは絶対…世界一苦い…誰も…こんなもの…作れない…」
石川が苦悶の表情で、途切れ途切れにつぶやく。口から出る息も黒く見えるほどだ。
「私も試してみる!石川一人だけに苦労させられない!」
千葉が勇敢にも、いや無謀にも一口すくう。スプーンに乗った黒い物体は、光を反射せずまるでブラックホールのように黒い。
「千葉、やめときなさい!」
富山が止めるが、千葉は既に口に入れていた。
一口噛んだ瞬間、千葉の目が見開かれた。
「うぎゃあああああああああああ!何これ!苦い!苦すぎる!舌が痺れる!歯茎まで痺れた!これ本当に食べ物!?」
千葉も石川と同じように地面に転げ落ち、口を押さえながら悶絶している。彼の舌も石川と同様に真っ黒に染まり、まるで墨を飲んだかのような状態だった。
二人が地面で苦悶している間、富山は冷静にパエリア鍋を観察していた。黒い表面からは相変わらず不気味な湯気が立ち上り、時々ボコボコと泡が弾けている。
「これ、本当にギネス記録狙えるかもしれないわね…でも人間の食べ物の範疇を超えてるわよ…」
「富山も食べてみろよ!」
石川が涙目で叫ぶ。
「絶対に嫌よ!」
第五章 まさかの展開
そんな三人の騒ぎを見ていた隣のテントの中年男性が近づいてきた。
「君たち、何を作っていたんだい?すごい匂いだが…」
「あ、すみません!世界一苦いパエリアを作ってまして…」
富山が申し訳なさそうに説明する。
「世界一苦い?面白そうだな。実は私、ギネスブックの認定員をやっているんだ」
「ええええええ!」
三人が同時に驚く。
「マジですか!?」
石川が急に元気になる。
「ああ、休暇でキャンプに来ていたんだが、これは面白い記録挑戦だ。ちょっと味見をさせてもらえるかな?」
「どうぞ!でも本当に苦いですよ!」
認定員の男性が一口食べる。
三秒の沈黙。
「うおおおおおおおお!これは…これは確実に世界記録だ!」
男性も転げ回り始めた。
「や、やった!やったぞ!世界記録だ!」
石川が狂喜乱舞する。
「でも認定員さんも転げ回ってるわよ…」
富山が心配そうにつぶやく。
第六章 グレートな結末
一時間後、苦味が和らいだ認定員が正式な測定を開始した。専用の機器で苦味成分を分析している。
「苦味成分を測定した結果…」
認定員が測定器の数値を見て絶句する。
「これは…信じられない数値です。一般的な苦瓜の苦味成分が100ppmなのに対し、このパエリアは…15,000ppmです!」
「15,000!?」
三人が同時に驚く。
「しかも複数の苦味成分が複合的に作用しており、単純な数値以上の苦味を感じるように設計されています。これは確実に世界記録です!」
認定員が興奮しながら続ける。
「センブリのゲンチオピクロシド、タラ根のサポニン、ドクダミのクエルシトリン、樹皮のタンニン、そして苦丁茶のクロロフィル誘導体…これほど多種多様な苦味成分が一つの料理に含まれた例は、人類史上初めてです!」
「や、やった!やったぞ!史上初の世界記録だ!」
石川が狂喜乱舞する。ただし舌はまだ黒いままだった。
「でも認定員さんも転げ回ってたわよ…」
富山が心配そうにつぶやく。
「実は私、30年間この仕事をやっていますが、測定中に失神しそうになったのは初めてです。これは『人類が摂取可能な苦味の限界』を示す、極めて貴重なデータでもあります」
認定員が苦笑いしながら公式書類にサインしている。
「つまり永久記録ということですね!」
千葉が目をキラキラさせる。
「そういうことになりますね。おめでとうございます」
「やったぞ富山!俺たちギネス記録保持者だ!」
「私は食べてないけどね…」
富山がため息をつく。
その夜、三人は(地獄のパエリアは完全に諦めて)普通の食材で心を込めて夕食を作った。
「今夜は普通に美味しいものを食べましょう」
富山が提案すると、石川と千葉は涙を流して喜んだ。舌の感覚がようやく戻り始めていた。
富山が用意したのは、シンプルだが美味しいカレーライスだった。玉ねぎを飴色になるまで炒め、スパイスの香りを丁寧に引き出し、牛肉をじっくりと煮込んだ正統派のカレー。炊きたての白いご飯に、とろりとしたカレーがかかっている。
「うわああああ!美味しい!普通の味がする!」
石川が涙を流しながらカレーを頬張る。
「こんなに普通の食べ物が美味しいなんて!人間の舌って素晴らしい!」
千葉も感動で震えている。
二人にとって、このシンプルなカレーは人生で最も美味しい料理に感じられた。地獄のパエリアを体験した後では、普通の味付けが天国のように思えるのだった。
「次回のグレートなキャンプは何をしようか?」
石川が既に次の企画を考えている。
「今度は『世界一重いハンバーガー作り』なんてどうだ?」
「またとんでもないこと考えて…」
富山が呆れるが、その表情は楽しそうだった。
「どんなキャンプも一緒にやれば楽しくなる!次も期待してます石川!」
千葉が満面の笑みを浮かべる。
「よし!次回もグレートなキャンプにするぞ!」
石川の絶叫が夜空に響く。周囲のテントから「また始まった…」という諦めの声が聞こえてきたが、三人はそんなことお構いなしだった。
こうして石川たちの73回目のグレートなキャンプは、まさかの世界記録達成という形で幕を閉じた。明日はまた新しいキャンプ場で、新しい奇抜な挑戦が待っている。
「俺たちのグレートなキャンプは止まらないぞ!」
石川の声が星空に響いた。
〈完〉
🌿 すごい食材の詳細描写
センブリ(薬草の王様、苦味レベル200)
タラの根(土まみれの黒い根、苦味レベル300)
変異カワラタケ(黒ずんだ禍々しいキノコ、苦味レベル400)
ドクダミの根(下水道のような悪臭、苦味レベル500)
越冬フキノトウ(雪の下で一冬越して苦味凝縮、苦味レベル350)
カラマツ樹皮(タンニンたっぷり、苦味レベル600)
苦丁茶濃縮粉末(究極の苦味、苦味レベル5000)
科学的データ
一般的な苦瓜:100ppm
地獄のパエリア:15,000ppm
『俺達のグレートなキャンプ73 ギネス記録を狙え!世界一苦いパエリア作り』 海山純平 @umiyama117
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