冥刻のヴィレヤ

補足資料

・冥刻 年に一度、かけることのない赤月が昇る日のこと。空は必ず晴れ、曇天は一切存在しない。

・魔力 すべての生物が持つ根源エネルギー。これを操作し、現象を引き起こすのが「魔術」である。

▸ 魔術

魔力を操作し発動される超常現象。属性は以下の八系統に分類される：

　〝炎（イグナ）〟

　〝水（アクア）〟

　〝土（テラ）〟

　〝風（ヴェントゥス）〟

　〝光（ルーメン）〟

　〝闇（テネブラ）〟

　〝氷（フリギド）〟

　〝雷（フルグル）〟

・魔族 人を喰らう怪物。一般には滅びたとされている。人間より基礎代謝や運動神経が高く、頭部を破壊されない限り決して死ぬことはない各個体がそれぞれ固有の魔術を有する。日中は魔力を扱うことができず夜のみ行動する。冥刻の夜になると活性化する。いくつか階級がある。

▸ 魔族階級

　〝魔将（ヴァル＝セグ）〟：単独で世界を滅ぼすとされる伝説級存在。

　〝上級魔族（フェルグル）〟：強大な魔術と知性を持つ。実質的な最上位。

　〝中級魔族（グローヴァ）〟：〝上級魔族（フェルグル）程ではないが強力な魔術を扱う。

　〝下級魔族（ニダリング）〟：最も数が多く、個体差が激しい。

・魔物 言語を持たぬ獣。竜や魔獣オークなどから、一般的な野生動物まで含まれる。魔族とは区別される。

・魔術師 魔術を扱い魔族と戦う戦士。魔術を学び王都から派遣される。魔族を見た人間の処分なども担当する。

▸ 魔術師階級

　〝導師（マギステル）：王国公認の最上級魔術師。弟子を持ち、研究の自由を持つ。

　〝術士（マージ）：一人前。免状を持つ魔術師。自由に活動可能。

　〝従弟（アプレンティス）：見習い。魔術行使に制限がある。

※オーレルが魔女と呼ばれているのは天才故につけられたただの異名であり即ちあだ名。階級とは異なる。

・暦 1年 = 13ヶ月 × 30日 = 390日。冥刻の夜は13月30日 に毎年訪れる。