主人公の七搦ナオは演劇部に所属している女の子。
ある日、ナオのクラスに九重谷マユという個性的な転校生がやってくる。
マユはなぜか初対面のナオに対して馴れ馴れしくて、ナオが演劇部に入っていると知ると、彼女もその部に入ると言い出した。
そしてマユは演劇部に入るのだけど、そこで天才的な脚本を書いてしまう。
彼女の凄さはガチ勢の部員たちも認めるくらいなんですが、マユは問題児で部の空気を悪くし、部員たちの関係をギスギスさせてしまう。
さあ、これからどうなっていくのか……という物語です。
マユはかなり癖が強いキャラなんですけどとても魅力的な人物でもありますね。
実際に関わりたいとはあまり思わないけど(笑)
彼女に振り回される主人公のナオがかわいそうなんですけど、そこが本作の面白いところでもあります。
あと、非常に丁寧にキャラクターたちの心理が描かれていて、しっかり各キャラの心情を把握しながら物語を追えるのもいいですね。
登場人物の名前に全部数字が入っていたり、いろいろと謎がある作品です。早く真相が知りたいって思って、すいすい読んでしまいます。おすすめです。