優しげな児童文学といった雰囲気で、とてもするすると読み易く、それでいて登場人物たちの気持ちにも溶け込める……そんな気持ちのよい作品です。産休の母狐に代わって、色々とお悩みを解決するぞーとやる気の「こんこ」ちゃんと、人間の依子ちゃん2人が、ドタバタしながら事件を解決していく様は、中々に痛快です。