鮑の片想いと知りつつも
太田道灌
鮑の片想いと知りつつも
いつからか 自答しても 解は無し はなから分かった 鮑の想い
嫋やかな 君の笑顔を 刻んでは 増長せし吾 鮑と知りて
半年を 長いと言いし 会話聞く 吾の想いは 八年間
好きじゃない 君が言った 歌を聴き 躊躇う自分 嫌気さし雨
落書きを 咎めては君 にこやかに ひそひそ話 理科の授業
狙わない 決めてはいたが 一人泣く 君の隣は 彼氏の姿
別れたと 噂で聞いて 君を見る 気丈に見える 一人の姿
髪切った? 話しかけられ 後ろ向く 三分の道 共に登校
手を振られ こちらも返す 通学路 鮑の想い 理解しつつも
吾は鮑 片想いだと 知りつつも 消えてしまわぬ 八年の想い
鮑の片想いと知りつつも 太田道灌 @OtaSukenaga
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます