鮑の片想いと知りつつも

太田道灌

鮑の片想いと知りつつも

いつからか 自答しても 解は無し はなから分かった 鮑の想い


嫋やかな 君の笑顔を 刻んでは 増長せし吾 鮑と知りて


半年を 長いと言いし 会話聞く 吾の想いは 八年間


好きじゃない 君が言った 歌を聴き 躊躇う自分 嫌気さし雨


落書きを 咎めては君 にこやかに ひそひそ話 理科の授業


狙わない 決めてはいたが 一人泣く 君の隣は 彼氏の姿


別れたと 噂で聞いて 君を見る 気丈に見える 一人の姿


髪切った? 話しかけられ 後ろ向く 三分の道 共に登校


手を振られ こちらも返す 通学路 鮑の想い 理解しつつも


吾は鮑 片想いだと 知りつつも 消えてしまわぬ 八年の想い

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鮑の片想いと知りつつも 太田道灌 @OtaSukenaga

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