【正義】正義は勝つ、ではない!正義は勝たなければならないのだ!

晋子(しんこ)@思想家・哲学者

正義は結果的に悪さえも救う。それはこの世界を持続可能にさせるシステムである

「正義は悪に負ける。悲しいけど。」


この言葉は、多くの人が人生のどこかで実感してきたことだろう。


誠実に生きようとした人が損をし、ズルをした人が得をしているように見える。

人を傷つけた者が笑い、人を守った者が泣いている。

嘘をついた方が得をして、正直な人が損をする。


そんな場面は、日常の中にも、ニュースの中にも、ネットの中にも、溢れている。


私たちは、どこかでこう思ってしまう。


「正義って、結局報われないんじゃないか?」


だけど、私はそれでも、こう言いたい。


「長期的に見れば、正義が勝つ。というより、正義が勝たなければ、すべては終わる。」



正義は、先に攻撃できない。


悪は、不意打ちができる。裏切りができる。平気で嘘もつける。

でも正義は、それをしない。

いや、してはいけない。

なぜなら正義とは、人間社会を守る“ルールそのもの”だからだ。


正義が悪と同じ土俵に立ってしまった瞬間、その正義はもはや正義ではなくなる。


だから正義は、最初から出遅れている。

それが、正義が最初に負ける理由だ。


だが、そこで思い出してほしい。


本当に「悪」が勝ち続ける世界を想像してほしい。



悪が勝ち続けた世界は、どうなるか?


悪が支配する世界は、裏切りが日常で、力が正義で、誰も信じられない社会だ。

信用が崩壊し、法が機能せず、倫理も道徳も意味をなさない。


そんな世界で、人は平和に生きられるだろうか?


戦争、暴力、搾取、詐欺、独裁。

悪が支配した歴史上の例は、すでにいくつもある。


その結末を見てみれば分かる。


「誰も勝たなかった」


悪の勝利は、世界の敗北だ。

すべての人類が、共倒れする道だ。


だから、正義が勝たなければならないのだ。



正義は弱く見える。


だが正義には「信頼」がある。

信頼があるから、仲間ができる。

仲間がいるから、助け合える。

助け合えるから、社会が成立する。


悪が短期的に勝っても、そこに信頼は生まれない。

恐怖と搾取だけでは、国家も、文化も、人間関係も、築くことはできない。


正義とは、信頼をベースにした長期的なシステムだ。

だからこそ、すぐには結果が出ない。

でも、だからこそ壊れにくい。

そして、立ち直る力を持っている。



たとえば戦争。


侵略者は、一時的に領土を広げる。

でも結局は、反発を招き、自滅していく。


歴史を見ればわかる。


正義の力は遅くて遠回りだけど、じわじわと効いてくる。

まるで、回復力のある自然のように。

あるいは、人々の心の中で静かに芽吹いていく信念のように。



正義は、最後には勝つ。


それは「希望」ではなく「必然」だ。


なぜなら、正義が勝たなければ、社会は維持できないから。

正義が敗れた世界は、やがて誰も住めない荒野になる。


悪が勝って終わる世界は、結末ではなく“崩壊”だ。


だからこそ、たとえ今、正義が負けているように見えても、

「まだ終わっていない」ということを、私たちは知らなければならない。



正義とは、「勝つための方法」ではなく、

「人類が共に生きるための方法」なのだ。


短期的に見れば、不器用で、無力で、負けるかもしれない。

だが長期的に見れば、それ以外に生き延びる道はない。


だから私は信じる。


正義が負けたように見えるその時こそ、

それを支えようとする人が必要だということを。


そして、あなた自身がその一人になれるということを。

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