読み進める手が止まらない

まず、キャラが全員魅力的すぎる。
一見、ん?と思うような場面も、「きっと作者は分かった上で描いているのだろう」という安心感が不思議とある。
なぜなら登場人物らの生い立ちや経験による心理描写に、矛盾が無いから。
読み進めれば読み進めるほど、序盤の違和感が納得感に変わっていく。気持ちのよい体験です。

皆それぞれ不完全で、あがいてて、誰かを助け、助けられて。

加えて、この世界も不完全。

そんな状況の中、キャラクター達はどのように未来を切り拓いていくのか。

ぜひ、まだ見ぬ読者の皆さんと一緒に見届けたい。そんな作品。

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