夏の夜の街を一人で歩きながら、(もしかしたら、すすり泣きながら)、掬い取った短歌が並んでいるのです。眠れない 痛いぐらいの明るさが刺さる刺さる 痩せたコンビニ1首目から、作者の孤独の深さが、窺えるでしょう。眠れずにふらふらと出かけたコンビニでさえ、その明るさが刺さるように痛いと詠っています。夏の夜という永遠の回廊を歩いているような、行く宛てのない孤独感が染みる短歌集です。