稲垣足穂の『一千一秒物語』が思い出されるような好篇です。
宇宙帝国、シーラカンス、モノクロトーキョー……。洗練された短編集。静かで観念的な詩的世界に、文学への意欲が拍動しています。「一日千字」とは思えない完成度だと思います。素晴らしいです!