第12話ポンポコ画伯の創作の日々
小学生の頃、特急や寝台列車のヘッドマークをマネしてクレヨンで描くのにハマった。
ヘッドマークとは列車の一番前の正面のところに、たいてい長方形にその列車の名前とその名前からくるイメージをデザインした絵が描いてある。
「あずさ」、「ゆうづる」、「かいじ」、「さざなみ」など、特急や寝台列車のヘッドマークを自宅のテーブルに親友と座って、ひたすら描いていた、夏休み。楽しかったなぁ。
母がいれてくれた麦茶を飲みつつ、真剣にクレヨンで色を塗りつぶす。
私はかなり筆圧が強かったので、クレヨンをボキボキ折って苦戦しつつ描いた。
確かヘッドマークは電車図鑑を参考にして描いたと思う。
書き上がると、壁にテープで貼っていき、ついには私の部屋は壁中ヘッドマークだらけになった。
母はそんな画伯の絵を見て嫌な顔をせずに、そのまま貼ったままにしてくれた。
特急に対する私のあこがれは強く、将来は特急の運転手になるんだと誓いつつも、年を経るごとにそんな夢はどんどん薄れていき今に至る。
まぁ、少年の頃の夢などは儚いものだと思いつつも、今思い出すと、懐かしく感じるのであった。
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