口を聴くきみに
志村麦穂
口を聴くきみに
『口腔カンジダ症に起因する発話と人類の言語発達における仮説的展開(仮題)』
§
玄関の方で物音がした。子供が学校から帰ってきた。姉の子だ。
私は資料から顔を上げ、筆を置く。戸棚に手を伸ばし、ミルメークの箱を探した。
鼻水をすすり、しゃくりあげる音が廊下に響く。彼はハンカチを口に押し込んで、込み上げようとするものを必死で抑え込んでいる。今日も同級生にからかわれたのだろう。
甥は8歳になる。小学校も二年目となると、日々様々なことが起こるようだ。帰り道を遠回りして私の部屋へやってきては、小さな体を震わせる。泣いて帰ると母親が電話をするのだとか。そのときの甲高い叫び声が嫌いだと、擬音語だらけの物真似をしてみせた。以来、私は小さな彼に玄関を貸すことにしている。私の姉は昔から神経質なところがあった。
「よければ、牛乳の消費を手伝ってくれると助かる」
彼が落ち着くのを見計らって、カップを片手に声をかける。1階の大家が牛乳屋なせいで、苦手な牛乳を毎日取らされているという設定だ。実際、牛乳は苦手だ。子供のころの学校給食に牛乳が出た。いい思い出はない。未だに学校給食では牛乳が出るらしい。彼にしても、そう。
温めた牛乳に、甘い粉を溶く。ミルメークの出る日が楽しみだという。私もそうだった。変わっていなくてよかった。
上がり框に腰掛ける。大人と子供、ふたりで並ぶとすこし窮屈だ。彼が成長すればふたりでは座れない。子供には時間制限がある。貴重な時間を鬱屈で埋め尽くしてしまうのは、よくないと考えていた。
たっぷりと飲み干し、牛乳で舌に膜が張った頃。彼は訥々と話し始める。
「おか、さん」
お母さん。
彼はその言葉を日々、強く意識している。彼の言い間違いの中でも特徴的な単語だ。
これは低学年でありがちな、うっかりの言い間違いではない。彼は『お母さん』という単語を、大人の女性に対する敬称として用いる。ミスやミセスのように、お母さんと呼んでしまうのだ。単なる言い間違いではなく、名詞の分類がうまくなされていないことを示している。防衛本能のようなものもあるのだろう。呼びかけることで、庇護を求めているのかもしれない。
授業で当てられ、先生を母親と言い間違えた。クラスメイトからひどくからかわれた。しかし、問題の根はそこではない。
「ぼくが舌がもちもち」
もたもたする、だろうか。
彼は言い間違いが非常に多い。三歳児のような言い間違いもみられる。名詞の間違いは少ない方だが、動詞や形容詞の使い分けには難儀しているようだ。言語学習の途上にある子にはよくみられる特徴だ。ただし、語彙そのものが少ないわけではないため、彼のなかの辞書は混迷を極めている。姉からは言葉の発達が遅い、障害だ、と電話口から強い表現で叫ばれたことがある。
話してみると彼は他人の機微に聡く、勘のよさも感じる。言い間違いと、それに付随する辞書の違いが顕著なだけだ。文章題には難儀している様子だが、計算問題は得意だし、自然に対する鋭い観察眼も持ち合わせているように思う。辞書の違いにも気が付いてして、それ故に苦しんでいる。
「舌が、また勝手に悪さを?」
「つめたくて、にじむ」
かじかむ、と言いたかったのだろう。彼は、舌が思い通りに動かないと感じることがあるそうだ。
「できないね。できないねって」
激しい感情が喉につっかえ、それからまた彼は熱い涙を流した。激しい怒りだ。おそらく、自身に対するもどかしさ。ままならなさ。疑問。どうして、自分は。頭の中でぐるぐるとまわり、言葉はうまく形にならない。
形のない心を言葉にするのは難しい。子供なら特別に。
不安定で、些細な出来事にも反応する。彼と接するようになって、感情は熱量だと思えるようになった。外部刺激により生成される、不安定な核とエネルギー。言葉は生産される熱量に指向性を与え、放出するひとつの手段だ。彼にはそれがない。膨張したエネルギーが彼自身を壊してしまわぬよう、涙は流れる。体の自己防衛機能だ。緊急冷却用の水分が放出される。
「先生がそう言った?」
首が下がる。
「みいこちゃんと」
「クラスの子も?」
再び、首が下る。
彼は唇に感情をにじませた。
わからないわけではないのだ。教師や女子は、彼に優しくしようとする。
ぱくぱくと、口を瞬かせるばかりで、彼の気持ちは言葉にならない。
「つらい、かなしい」
やっと絞り出したのは、そんな言葉だった。誰かから教えられたように、それだけを繰り返した。そのふたつだけは、形になっていた。
言葉が奪われている。
「ぼく、つらい、かなしい、いって」
彼が自分の気持ちを言葉にする前に、誰かが彼の感情や意思を言葉にしてしまう。家では母親が、学校では教師や同級生のお節介な優しさが、勝手に気持ちを代弁してしまう。それは彼自身のものではない。
「口を開けてごらん」
泣き止んだら口をゆすがせた。母親にバレないよう、口は綺麗にして帰らせるようにしている。最後に、口内の様子を確認する。
赤い、きれいな舌がみえる。牛乳で膜が張ってあるが、舌苔のない綺麗な口内。
細く割いた紙に印をつけ、彼の舌の上に載せる。その状態で『え』・『お』・『え』・『お』と交互に発音してもらう。通常は発音に伴って舌の位置が変化するため、『お』のときに紙が後ろに引かれる。彼の場合は、その変化が現れにくい。交互に発音しているはずが、舌の動きが逆に『え』のときに紙が引かれることもあった。正しい舌の動きができていないのだ。
彼の言い間違いには、舌が正しく動いていないことが要因のひとつとして挙げられる。加えて、言い間違える語句の意味や使い方への、誤解も散見される。上手く発音できなくて間違える場合と、意味を正しく理解できておらず間違える場合のふたつがある。そして、それらはお互いに結びついている。
「今度の休みに、私と出かけないか」
私はかねてより考えていた仮説を、実証することにした。
仮説の通りに進めば、彼の言い間違いは改善されるだろう。
「君の言葉を取り戻そう」
§
『年輪年代法をご存知ですか。樹木の年輪の幅は気候などにより、一定のパターンが生まれます。それらをつなぎ合わせて、ひとつの、長大な年輪の絵巻物を作成する。絵巻物は指標となる。私の試みはまさに、この絵巻物の作成です。もっとも、目的は暦の指標を作ることではありません。スコアを。人類が言葉を手に入れてから、紡いできた壮大な楽譜。私は耳を傾け、この試みを未来へと繋ぐ。彼方からの声に耳を澄ますために。気になりませんか、彼らが我々になにを語りかけているのか』
§
明くる日曜、甥と手を繋いだ姉は、苛立ちと不安がないまぜになった表情を浮かべた。甥は母親の顔色を伺いつつも、はじめて立ち入る大学の構内に好奇心を刺激されているようだ。
「ちゃんと治せるんでしょうね? どうして、もっと早くできなかったの?」
続けざまに浴びせかけられた言葉に、甥は自らに向けられたもののように身をすくませた。
「まだ仮説の段階だから。今日は来ないと思っていたよ」
「どうして? 私の息子のことなのに。私が解らなくちゃいけないのに」
「……そうだね。順を追って、私の考えを話そう」
元より繊細だった姉は、妊娠と出産の過程で鬱症状に陥っていたと聞く。母親としての重圧や、健康な子を産まねば、という強迫観念が負担をかけたのだろう。早産で生まれた甥は、長期間母親と離されていた。そのことをさらに気に病んだ姉は、心身のバランスを崩し、母乳を出せない状態になってしまった。
「母親失格、そう思ったわ」
「胎児は、母親の母体にいるときから、周囲の声を聞き分けて学習を始める。積極的に話しかけることは、子供の成長にとっても重要だ。その点でいえば、彼はセミリンガルのような状態になっている。言語の学習が不十分なのだろう」
「言われなくてもわかってる。私がこの子をネグレクトしていたから、育ちが悪いって言いたいのでしょう」
「責めているわけじゃない。他にも原因があると考えているんだ。姉さんから、受け継げなかったものがあるせいじゃないかって。姉さんはコアラがユーカリを分解できる理由を知っている?」
「その話、関係ある?」
「コアラは母親の糞を食べて、毒素を分解できる腸内細菌を得る。母親からもらった腸内細菌を受け継いで、はじめてユーカリを食べることができる」
私の考えでは、言語の習得にはふたつのものが不可欠だ。ひとつは幼児期に多くの言葉に触れて学習すること。もうひとつは、言語を操る『彼ら』を受け継ぐこと。
「発音は口の形と、舌の位置で変化する。口の形は観察で学習できる。舌の位置も音を聞き分ける聴力と試行錯誤で獲得すると思っていた。けれど、それは正確じゃなかった。舌の動きを助ける常在菌があることを発見したんだ」
「この子には、それがないって?」
「歯磨きをしてあげたことある? 彼の舌を磨いたことは? だれにでもみられる、舌の白い舌苔が彼にはない。口内の常在菌の数が異様に少ないようなんだ」
彼の小さな舌は、みずみずしい果肉を思わせる。綿棒で粘膜を拭い取り、検査したところ、通常よりも口内の常在菌が大きく少なかった。特に舌は顕著で、舌の上に白く現れる舌苔がない。カンジダ菌の類がまったく存在しなかった。そのことは、私の仮説を裏付ける材料となった。
「彼の口内には、日本語の発音を記憶して、手助けするカンジダ菌が見当たらない。それが言語学習の妨げになのではないかと考えている」
「菌が喋るっていうの?」
「正確には、カンジダ菌が舌の位置を変化させている」
「与太話には付き合ってられない。帰るよ」
姉にこの話が受け入れられるとは思っていなかった。彼女は踵を返し、手を引こうとした。しかし、甥はその力に抵抗した。
「したい。できないね、ちがうこと。したい」
甥は、母親に拙くとも言葉を届けようとしていた。
「ごめんね、ない。ごめんね、がない」
借り物ではない。誰かに代弁されたものではない。自分の言葉だ。雑然と散らかった語彙から、拙くも、気持ちをつなぎ合わせる。
姉は深くため息をついた。膝を折り、息子の顔を抱きしめた。
「ありがとう。でも、私のためじゃなくて、あなたのためにね」
§
『きっかけは調査で訪れた南西諸島のとある村で、ひとつの民謡を聞いたことです。彼らの謡は世代を超えて、口伝によって受け継がれていました。風変わりな儀式とともに。数人の[謡い手]が車座になり、ひとつの音を出し続ける。[謡い手]たちは交互に息継ぎをし、謡は絶えることなく続けられる。村人の話では、村がはじまって以来、謡は途切れたことはないと。/ə/をひたすら発声し続ける[謡い手]たち。表向き、謡に歌詞はない。旋律も、節もありません。長い/ə/があるだけだ。彼らは私に言いました。聞いている。声に耳を傾けている、と』
§
レバーハンドルを押し開ける。音響実験を行うための防音室を一日貸し切った。機材を運び出した空の室内には、協力してくれる学生たちが十名ほど車座になっている。広さはないため、私たちが入室すると、人いきれで息苦しさを覚える。
「こんなとこに人を押し込んで、なにをするつもり?」
「私が南洋諸島で経験した儀式の再現だよ。フィールドワークに行った村では、ある民謡を伝承するために、ひとりの[謡い手]からカンジダ菌を継承させていた。菌を受け継いだ子供は[謡い手]としての役割を担う」
甥を中央に座らせ、姉を学生たちの作る円に加わるように促す。
「継承の儀式は通常、一歳の幼児に対して行われる。ひとつの小屋に集まって幼児を囲み、車座に集った[謡い手]たちが、一斉に民謡を謡う。空気中を飛散するエアロゾルを通じて、幼児の口へとカンジダ菌の株分けが行われていたのではないかと考えている」
私も腰を下ろすと学生たちに頷いて、合図を送る。
ひとりが口元を弛緩させ、脱力した口の開きをみせる。そこから息を吐き出し、/ə/を発声する。一拍遅れて隣に座る学生が発声を開始する。そうして次々に/ə/の輪唱がつながり十人の輪となる。ひと回りしたところで、最初の一人がブレスを入れるが、他の学生が発声し続けているために謡は途切れない。お経じみた輪唱が、室内に反響して鼓膜を波として揺らす。
「一体、なんなのよ。こんなもので治療になるはずがない。ふざけてないでやってよ」
波酔いの不快感から姉が立ち上がり叫ぶ。私は学生たちの謡を一時中断する。
「/ə/はリラックスして発音することがコツだと言われている。意識的に喋ろうとするのではなく、舌を脱力させて、カンジダ菌の自発的な反応を促しているんだ。変化は微細だけれど、長い時間をかけて記録することで、この謡には旋律が生まれる。実際、私が行った村の謡はこんな風だった」
私はレコーダーに記録された長大な発声を24倍速で再生した。すると、単一でのっぺりとしているように思われた謡が、たゆたうような旋律を刻んでいた。発音は時間をかけ、変化していたのだ。村には数百年分の謡を圧縮して記憶する、[聞き役]がいた。数百年かけて紡がれた謡は、三分にも満たないものだった。
「今は酵母形態となったカンジダ菌を、エアロゾルにのせて室内に飛散させている最中。密室で行っているのは、空気の流れをなくして吸い込みやすい状況を作るため。うまく口内に馴染めば、発音の問題が改善する。言い間違いは、発音が不十分で単語の違いが区別できないために起こっているせいだろう。カンジダ菌が彼を新たな宿主と認めれば、問題は解決するはずだ」
「まだ信じられない。菌が舌を乗っ取っているだなんて。安全なんでしょうね」
「むしろ、口内に菌類が少ない状態こそ、バランスを欠いている状態だと思う。それを正常に戻そうとしているだけだよ。カンジダ菌そのものは常在菌で、免疫が低下していない限り、人体に悪さを及ぼすものじゃない」
私は彼の肩に手を置く。
「一緒に声を出してみよう。声を出せば自然と大きく息を吸い込む」
彼は頷いて、はじめは小さく、次第にはっきりと声を出した。
それを合図に再び輪唱がはじまる。今度は私も輪に加わり、/ə/が密室を満たしていった。
吸音材で勢いをなくした残響たちが密室に漂う。暗い海に降るマリンスノーのように、無数の発音の余韻だけが静かに沈降している。危険はないと言ったが、ある種のトランス状態のような心地が、私に奇妙な幻覚を魅せた。
眠っている私を見下ろして、誰かが語りかけている。言葉はひとつではなく、雨だれのように、優しく、穏やかに、時に激しく打ち付けた。
無数の言葉が降り注ぐなか、私は眠っている。そのひとつの言葉も理解できず、私を目覚めさせることはない。体は沈んでいく。言の葉の海に、降りしきる不理解に沈んでいく。焦りは感じるけれど、もう、言葉の感覚も遠ざかっていく。私は水底で目を閉じたまま、聞き分けられない音へ耳を澄まし続けていた。
何十、何百万年と続く、声に思いを馳せながら。
小一時間ほどで、カンジダ菌の継承実験を終えた。
日本語に馴染んだ菌たちだから、彼の舌という新しい環境にもうまく適応できるだろう。疑念を浮かべたままの姉と、ぼんやりと、眠たげにまぶたを落とした彼を見送った。
§
【聞き取り調査の文字起こし】
[聞き役] 舌に君自身を任せるんだ。
―なんだって?
[聞き役] 舌(tangue)だよ、声を出しながら息を吐き出すだけ。
――舌が勝手に動くのか?
[聞き役] 彼らは時間をかけてゆっくりと変化する。つまり、言葉さ。我々はそれを謡で感じる。
――いつから続けている?
[聞き役] ずっと昔だ、我々が我々になった頃から。ほとんどの人間は気が付かない。君の言葉で暗愚(angue)というのだろう?
――言葉は人間のものじゃないと?
[聞き役] いいや、我々のものだ。人と彼らのもの。だから、聞かねば。共に生きていくために。このごろ、言葉が人から離れつつあるように思えるのだ。人の意思を離れ、言葉が独り歩きをしている。はは、喋りすぎたな。年を取ると独り言が増える。
――言葉が反乱を起こすと危惧しているのか?
[聞き役] 対話を探している。そのために、耳を傾けるのだ。彼らがなにを伝えようとしているのか。聴こえない音がこれ以上増えてしまわぬように。
§
「予後は順調そうだ。カンジダ菌が菌糸を伸ばして、小さなコロニーを作っている」
「大丈夫ってこと?」
甥はすっかりおしゃべりになった。時折、言い間違いをするようだが、以前に比べて頻度もずっと減った。私の部屋を訪れることも。
「もう遊びに行っていい? ゆーとんちで、夏休みどこ行くか決めようって」
「車には気をつけて」
勢いよく閉じられた玄関。遠ざかっていく靴音に耳を澄ませた。
一息ついて、資料の整理を再開する。南洋諸島で採集した[舌の謡]を編集して、波形の分析をする。[聞き役]が記憶している旋律と、今まさに紡がれ続けている謡のデータの山。付近の村からも類似の民謡を採集しては、波形の分析を行う。そうして一致する波形をつなぎ合わせて、ひとつの長大な楽譜の作成を試みている。
その旋律は、詩は、節は、なにを語っているのか。
解析は続けているものの、芳しい成果は挙げられていない。ひとの言葉とは、似て非なる音たち。
カップに手を伸ばす。余った牛乳は腐ってしまう前に自分で消費しなければ。
口内に軽い痛みを感じて洗面台の鏡で確認する。
隆起し、ひび割れた舌がのぞく。厚みのある舌苔が白く生い茂っている。勢いを増したカンジダ菌が根を張り、私の口内を覆い尽くそうとしていた。肥厚性カンジダ症だ。
私は声を出す。
私は耳を澄ます。
[聞き役]が別れ際に言った言葉を思い出す。
『我々は話している。話し続けている。いつ、いかなるときも』
私たちからこぼれ落ちてしまう言葉たちを掬い上げるように、耳に手をあてる。
水底で、降り積もった言葉たちへ、静かに耳を澄ましている。
せめて、私たちが歩みを同じくしていられる間だけは。
口を聴くきみに 志村麦穂 @baku-shimura
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