一話完結のお話。

ダーク要素のある世界観と、人間ではない「彼女」などの要素が巧みに合わさった作品です。
是非一度読んでみてください。

この作品は1話だけですが、素敵な余韻があります。

わたしは、サッと全体に目を通してから読み直す癖があるんですが、この作品は、「え？　なんで？」と思ってしまい、良い意味で目を滑らせてくれませんでした。

特殊な舞台設定ですが、話の大元は、身近で心温まるお話だと思います。

1話完結ですぐに読み終わりますので、ぜひお手に取ってみてください。

舞台は、近未来のような、リアリティのある現実世界。
雨も降らず、配給を待っている状況の中。
主人公の俺「ジュウト」と、ある人外の「彼女」が二人で会話していく形で物語は進んでいきます🌵

会話するのもやっとな二人。そこで繰り広げられるツンデレ劇……というのは、短編では珍しいのでは？　と思いました👀

丁寧に世界観や人物が描写されていて、読んでいると臨場感があります。

最後はね、最後のシーンは、誰もが刺さるんじゃないかな😭

ありがちではない「ラブコメツンデレ」を味わってみたい方にオススメです！

とても面白い作品でした。
読ませて下さってありがとうございます。

カノジョは物理的なツンデレ、舞台はディストピア的世界観。
そして題名からは想像できないシリアスな展開。
一話で振り回されるこの感覚こそがカノジョのツンとデレかもしれません。