ご都合与太話「うさちゃんズ」

読み方:

「 」=セリフ

( )=心の声

[ ]=行動など



ひょんなことからバニーの呪いにかかってしまったコルダちゃん。


ぇえっ!?しかも謎に幼児化の呪いまで!?なんですかそれ盛りだくさんすぎます!作者をお呼びになって!クレームを入れさせていただきますわ!


それはともかく、節操をママの腹に忘れてきた旦那から、貞操からがら逃げたコルダちゃん。その先には壁???いや、バニ男さんことラビオットさんだ!


このうさぎの皮を被った筋肉ダルマを相手に、コルダちゃんは一体どうなってしまうのか!!


バニーコルダ[プルプルと震えている]

ラビオット[見下ろしている]

ラビオット(メスの子うさぎ…)

ラビオット(がなぜこんなところに…)


バニーコルダ「わ…」

ラビオット「!」

バニーコルダ「悪い…子…[恐る恐る]」

ラビオット「……」

ラビオット「俺か?」

バニーコルダ「ぴッッ![ビクッ]」

バニーコルダ「……[頷く]」

ラビオット「俺がお前に何をした。」


バニーコルダ「ぅ…[プルプル]」

バニーコルダ「こ、怖い顔…してる…[プルプル]」

ラビオット「?」

バニーコルダ「コルダ…何もしてないのに…怒ってる[プルプル]」

ラビオット「怒っている…?」

バニーコルダ[プルプル]

ラビオット「いや、俺は怒っていない。」

バニーコルダ「……え…?」


ラビオット「元々こういう顔だ[しゃがむ]」

バニーコルダ[ビクッ]

ラビオット 「悪かったな、目付きが悪くて[髪の毛を退けて顔を見せる]」

バニーコルダ「……」

バニーコルダ「怒って…ない…?」

ラビオット「ああ、全く。」

バニーコルダ「なら…悪い子じゃない[震えが止まる]」


ラビオット「……」

ラビオット「(可愛いな)[子うさぎに対する庇護欲]」

ラビオット「……[手を伸ばす]」

バニーコルダ「ぴゃっ!?[ビクッ]」

ラビオット[ピタッと手を止める]


バニーコルダ[プルプル]

ラビオット「俺以外のうさぎを初めて見た。」

バニーコルダ「![耳がピンッと立つ]」

ラビオット「触ってもいいか?」

バニーコルダ「ぅ…[少し考える]」

バニーコルダ「……[頷く]」

バニーコルダ「ちょっとだけなら…」


ラビオット「それでいい。」

ラビオット[頬を撫でる]

バニーコルダ「……」

ラビオット[もう片方の手で逆側の頬を撫でる]

バニーコルダ「……?……?[フワッ]」

ラビオット[片方で耳の付け根を、片方で顎を撫でる]

バニーコルダ[だんだん目を細めていく]

バニーコルダ「ぁぅ……♡[恍惚]」

ラビオット「……」

ラビオット「(撫でられて心地のいい部分は基本同じなようだな)」


ラビオット[耳を巻き込みながら何度も頭を大きく撫でる]

バニーコルダ「ん……♡[すりっ]」

ラビオット「!」

ラビオット「(懐かれたな)」

ラビオット「(最初怯えて警戒してた割には驚く程チョロいな…)[顎の下を撫でる]」

バニーコルダ「ぅー……♡[顔が上を向いていく]」


ラビオット「![ハッとする]」

ラビオット「(あまりしつこいと流石に嫌がりだしそうだからやめておこう…)」

ラビオット[手を離す]

バニーコルダ「!」

バニーコルダ[じっ……]

ラビオット「ありがとう、新鮮だった[立ち上がる]」


バニーコルダ「……」

バニーコルダ「……おしまい…?」

ラビオット「ああ。」

バニーコルダ「ぅ…[しょぼん]」

ラビオット「……」

バニーコルダ「!」

バニーコルダ「ふわふわ触ってもいいよ?[まふまふを下から持ち上げる]」

ラビオット「うさぎとはいえ胸部に触れるのは…」

ラビオット「色んなところから怒られる。」

バニーコルダ「コルダ怒らないよ?」

ラビオット「他の誰かに見られたら俺の沽券に関わる。」

バニーコルダ「こけん?」

ラビオット「変態だと思われる。」

バニーコルダ「変態…[旦那が頭をよぎる]」

バニーコルダ「良くない[キリッ]」

ラビオット「ああ。」


ーーー数日後ーーー


よし!呪いが解けたぞ!

ってあれッッッ!?


バニーだけ解けてないじゃないですかやだー!


しかもコルダちゃんに幼児化中の記憶はないって?ご都合展開も程々にしてください!


ラビオット[じっ…]

バニーガールコルダ「……」

バニーガールコルダ「…なに。」

ラビオット「…育ったのか?」

バニーガールコルダ「え?」

ラビオット「前は子うさぎだった。」

バニーガールコルダ「……何言ってんの?[なんだコイツという顔]」


ラビオット「!」

ラビオット「別個体か?」

バニーガールコルダ「だから何言ってんの。わけわかんないんだけど…[迷惑顔]」

ラビオット「……」

ラビオット「…可愛くないな[思わず]」

バニーガールコルダ「なっ![カッと赤くなる]」

ラビオット「![失言に気付いて口を塞ぐ]」

ラビオット「悪い…つい本心が口に[モゴモゴ]」

バニーガールコルダ「っ〜〜![涙が滲む]」

バニーガールコルダ「知ってるもん!!ブスな事くらい!![早足でその場から去って行く]」

ラビオット「あ、いや…そういう意味では…」

ラビオット「……」


目乙木多々良[ガッと後ろから左肩を掴む]

桐生景臣[ガッと後ろから右肩を掴む]

ラビオット「!?」


目乙木多々良「こいつ、だいぶやっちまいましたねぇツェルさん?」

桐生景臣「ああ。今のは許し難いな。」

ラビオット「なんだお前ら。」


なんだかんだと聞かれたら!

コルダちゃんガチ恋オタク(違)のおふたり!


現代版コルダちゃんのお相手である多々良たたらくん(メンヘラコンプレックス)と、本編でとんでもない事件をカマした(カマだけに(やかましい))女装メイドアサシンの景臣かげおみさんことツェルちゃんだー!!


目乙木多々良「なら選択肢を与えてやらなきゃいけませんね…?[無視]」

桐生景臣「そうだな[無視]」

桐生景臣

1、俺たちに徹底的に嬲り殺される。

2、コルダに謝罪して一思いに殺される。

3、キュアノスの群れに投げ込まれる。

桐生景臣「選べ。」


ラビオット「なんだその究極の選択は…」

目乙木多々良「選ばないならフルコースで。」

桐生景臣[頷く]

ラビオット「……」

ラビオット「(俺にも落ち度があるとはいえ、面倒なのに絡まれたな…)」


ラビオット「……3。」

目乙木多々良「!」

桐生景臣「!」

ラビオット「以外ならどれでもいい。」

ラビオット「対処出来るからな。」


目乙木多々良[プッチーン]

桐生景臣[殺意チャージ]

桐生景臣「随分と…舐められたものだな。」

目乙木多々良「これはフルコース確定ですね。」

目乙木多々良「楽に死ねると思わないでください。」

ラビオット「はぁ…[ため息]」

ラビオット「(殺さないように制圧出来るといいが…)」


その後、無事おバカコンビはバニ男さんの鉄拳制裁を受け、全治3ヶ月、尚ちゃん先生のお世話になりましたとさ。


めでた…くねえよ!作者出せ!


[END]

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