第12話 時間に間に合いたい!
「我が名はドクキノ・バンザイノオー三世!! その三世ちゃんが管理するこのドク・ドク・バンザ〜イ!!突破おめめえええぇぇ!!」
「一世と二世は誰なの? 何て呼べばいいの? この迷宮の名前って本当にドク・ドク・バンザイ?」
相手を掴めない。掴めないから分からない。不思議な感じがする。心の中がこれっぽっちも、読めない分からない。
「語感で採用したような名前だからいないよ! 三世ちゃんが一世! 三世ちゃんのことは三世ちゃんって呼んでね! 迷宮名はねよく間違われるのー! ドク・ドク・バンザ〜イ!!だよ!」
語感で採用、偽名か。迷宮名は間違っていたか。というか言い方の問題?
「この空間では魔力は消費しないから安心せよー! それどころか回復ぞー!」
毒の体を持つ僕としては2番目に嬉しい空間だ。1番目はもちろん我が毒沼。
「そだそだ報酬、欲しいよねえぇ!? なんと今なら、ドルルルル……デン!! 七つの大罪スキルを、お一つ与えちゃいま〜す!! やったね!! ドンドンパフパフー!!」
七つの大罪のスキルか。知らない物だから報酬に嬉しさを感じづらい。何だそれは。
「それは何だと言いたげな顔だね!? よくぞ聞いてくれたな! 傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。この七つの罪に関連するスキルを1つ得られるのだ!!」
七つの大罪の名を冠するのだから七つの罪のどれかを得られることは分かっている。結論、疑問は減っていない。
「それは自分で選べるの?」
「いや、自分が最も犯した罪だよー!」
「何が出ても嫌だな」
三世ちゃんが手を上げるとてから光の珠が飛び出し、僕の胸に沈んでいった。
「今のが七つの大罪スキルだよ! 確認してみて!」
ステータスでも開いてみよう。
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ドクヘンゲ (無名) Lv193 特異個体
HP:443/443
MP:4,994/4,994
持久力:247/247
攻撃力:240
防御力:162
俊敏力:174
魔法力:4,302
精神力:254
幸運値:19
称号
毒の胎動 狡猾なる誘引者 魔王の毒溜 毒王の継承者 迷毒戦略王 紫の死生 毒連鎖殲滅王
スキル
毒体 毒無効 声帯形成 毒液付着 瘴気の雲 猛毒注入 毒の檻 腐食の呪詛 瘴毒爪 毒裂き 瘴気誘引 猛瘴誘導 瘴気の迷宮 瘴気霧散 瘴毒牙 猛毒旋風 腐食毒針 毒牙乱舞 瘴気爆裂陣 毒核爆 万能薬調合 毒薬変換 自毒循環 毒牙強化 毒液飛散 毒操作 爆裂毒 瘴気障壁 瘴気迷宮形成 毒王の呪縛 毒液再生 毒強身体 毒の回廊 瘴気呪縛 毒霧拡散 耐猛毒布 生命感知 魔力感知 毒界の支配者 毒癒の輪 浄毒霧 毒素偏向 魔力操作 魔力制御 使役 異空間収納・毒界 蝕王の視線 黒緑の呼吸 遺すは疵 絶食の刻 毒王顕現 接触忌避
SP:70
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魔境の毒沼で誕生した特異魔物。人型に擬態するが全身が猛毒。触れた者は即座に毒に侵される。誘導系スキルと大型の罠系スキルを同時に使い、大量の魔物を一度に討伐する。人々の命を救ったが、それはただの気まぐれに過ぎない。
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暴食か〜。確かに前世ではストレスで暴飲暴食をしたことがあるな。けど、怠惰と嫉妬の方が暴食よりしてたと思ってたな。
「お、暴食? 暴食だったー!? やったー!!」
なぜか三世ちゃんは超が付くほど喜んでいる。
「何で三世ちゃんが喜ぶの?」
「ちょっと長くなるけど話すよ!!」
台詞にすると長いくらいの微妙な長さだったから整理して言うと、
まず、三世ちゃんを含めた14人の管理者が存在し、 それぞれ大罪と美徳に対応している。全員が継承者探しに血眼になっている。継承者は各自設けた5つの試練を突破した者に限るから全く現れない。だが、僕が試練を500年振りに突破し、三世ちゃんと一緒の暴食を発現。継承者になれる人が現れたからあの様子。
とのこと。ちなみに前回の継承者は傲慢の試練を突破し、色欲を発現した。
「継承者! なるよね継承者に!!」
三世ちゃんはずっとこの調子だ。あ、ミグレスはこの部屋に入ってからほとんど虚無っている。
「えっと、この話はまた今度でも良いかな? 僕、用事があって、時間ギリギリなんだよね」
「……用事か。なら仕方ない。明日の朝とか空いてるならなるべく早めに来て」
案外物分りが良い。ミグレスを連れて迷宮の外に出よう。外……もしや来た道を戻るのだろうか。だとしたら相当時間が掛かる。
「帰りたいならあそこの魔法陣に乗るんだよ〜! 魔力はちょっと吸われちゃうけどね〜! またね〜!」
僕は青色に光る陣に乗る。迷宮内の最後の光景は三世ちゃんの何かを言いたそうなそぶりだった。何か胸騒ぎがする。
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は〜い、作者です。拙作ですが
ここまで読んでいただき
感謝感激雨あられです。
えっとね、これにて第1章が終わって
第2章が始まるんです。
ネタバレとしては第2章で
物語が結構進む予定ということです。
予定というのはこの文を
書いている時はまだ第2章に
手を付けてないからですねはい。
フォローや☆で称えなくても
わざわざ見ていただいているだけで
限界突破するくらい作者は喜びます。
第2章も今まで通り本筋は2日に1話
番外は定期的に本筋の間に挟む生活を
しようと思います。
次は第2章終わりで会いましょう。
では ノシ
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