3 , お茶会に呼ばれました

私とアリアは王宮に着きお茶会の場所まで案内されてマリアンヌ様とお話していたのだが…


「ねーねールーリーアーちゃーんマリーって呼んでよ〜! ねーねー」

「えっ…えっと……」


どうしてこうなった…





●●●



 


遡ること数分前

王宮に着きお茶会へ私たち姉妹が着てマリアンヌ様と挨拶をしていた…


「久しぶり、マリー! 会いたかったわ!」

「アリア! 久しぶりね! いつぶりかしら半年ぶりぐらい?」


半年ぶりに会ったからか2人とも会って早々両手繋いでぴょんぴょん飛び跳ねている。可愛い。

 

「お互い学園入学の支度でバタバタしてたもんね」

「そうねこの間ルリアも色々あっててんやわんやだったもの…」

「ルリアちゃんもお久しぶりね! この間は大変だったわね…」

「はい、お久しぶりです。 マリアンヌ様。」

「…………」


なんだろう…心做しか少しマリアンヌ様の顔がム…っとしている感じがする…


「マリアンヌ様…?」

「…嫌だ」

「え?」

「…そのマリアンヌ様って言うの嫌だ! ルリアちゃんはなんでいつもマリーって呼んでくれないのー!!」

「え、えぇぇ…そんなこと言われましても…」

「こらマリー、よしなさい。 ルリアは今、この間のショックで少し記憶が曖昧なのよ。」


マリアンヌ様は少しバツが悪そうに自己紹介をしてくれた。


「コホン。 では改めまして。 私はマリアンヌ・ドゥシェ。 第1王女ですわ。 改めてよろしくね、ルリアちゃん♪」

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