2 , 朝から姉が可愛い
「ふぁぁぁぁ〜 よく寝たぁ…」
昨日は色々ありすぎて夜ベットに入るなりすぐに寝てしまった。
コンコンとドアの方から音がした
「ルリア起きてるー?」
―― あれっアリア?
「はい、今起きました! どうかしましたか?」
ドアからひょこっと顔を出す我が姉アリア。めっちゃくちゃ可愛い。流石ヒロイン。
「これから朝食だからお姉様が直々に可愛い可愛い妹を迎えに来て差し上げましたわよ〜!」
「アリアの方が可愛い…」
「ん? なにか言った?」
―― あっ、ついアリアの方が可愛いって声に出ちゃった…
「いえ、なんでもありませんわ」
「じゃ支度を済ませちゃいましょ! 今日のルリアの服はこれね!」
テキパキとメイドに指示していた。
「こんなに着飾って今日ってなにかあるんですか?」
「ああ言ってなかったわね。 今日王宮でお茶会をするのよ。 個人的なね」
「王宮…ちなみに誰とですか…?」
「えっとねー私たちと同い年のマリアンヌ様よ。 昔から私たちと仲がいいのよ!」
「マリアンヌ様…会うのがこれから楽しみです」
「そうね! さっ支度が出来たなら朝食食べに行くわよ! お父様もお母様もとてもルリアのこと心配してたから元気になったところを見せてあげなきゃいけないですわね!」
アリアはパチッと可愛げにウインクした
●●●
朝食を食べに食堂へと行くと両親が物凄い勢いで詰め寄ってきた。
「ルリアちゃん! もう起きて大丈夫なの? 病み上がりなんだからまだゆっくりしていた方がいいんじゃない??」
「ルリア起きたのか、心配したんだぞ。 もう体調は大丈夫そうだな…。 朝食をしっかり食べなさい。」
「2人とも心配してくれてありがとう。 私はもう大丈夫だから安心して?」
そうしてみんなが席へ着いたら食事が運ばれて来た。
「そうだ今日はマリアンヌちゃんとのお茶会よね? ルリアちゃんはもうお外に出ても大丈夫なのかしら?」
「お母様大丈夫ですよ! 何かあったら私がいますから!」
「あら、アリアちゃんと一緒なら問題ないわね マリアンヌちゃんとも久しぶりに会うんだしゆっくりお話してきなさい」
「お母様ありがとうございます。」
そうして話は終わりアリアと馬車が来るのを玄関で待っている
「王宮に行くのもマリアンヌ様に会うのも久しぶりだから少し緊張するわ〜」
「私も少し記憶が曖昧でうっすらとしか覚えてないので緊張します…」
そうこう話している間に馬車が到着した。
私とアリアは馬車に乗り、王宮まで出発して行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます