297日目

ああああ

第1話 297日目

ちょっと前 バズってたような恋をした 

通話のまま寝落ちして風邪をひく



オーロラを 知らないままで死ぬ人に

僕はなるのか 今夜のキスで



鏡の傷に気づいてしまったら それが愛だと

信じるしかなかった



駅ビルの 屋上から見た花火です 

きみが言った 「来年も」がない



「ありがとう、またね」その言葉だけずっと未読 あとは全部 ちゃんと届いてた?



SNSにしかいないあなたへ

タグづけしない 投稿ばっか



改札を通る一瞬だけ きみをまだ

迎えに行けそうな気がする



シャワーでは 落とせなかった 感情が 

背中のほくろに まだ残っている



ガラス越し きみを愛した記憶ごと 

コンビニのレジでチンしてやる



好きすぎる 好き好き好き好き

 好きすぎる やっぱキモいか

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

297日目 ああああ @fureki23

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画