余韻
- ★★★ Excellent!!!
歴史と神話が融合した壮大なスケールの物語で、義仲と巴の愛の形が“人の世を超えて神の世界へ”と昇華していく展開には胸が熱くなりました。
戦の勇将としてだけでなく、「雷神タケミカヅチ」としての義仲が自らの宿命に立ち向かう姿は、まさに英雄そのもの。
そして、巴の揺るがない愛と忠誠が、最後まで物語を支えていたと思います。
義仲・巴・兼平・親忠の四人の絆が、現世を超えても続いていくラスト――
静かな感動とともに、“永遠の花”というタイトルがぴったりの余韻を残しました。
まさに、美しく力強い締めくくりでした。