砂の書〜遺骸の章 〜(禁忌)
『過去の文明について、この章は戒めを記す。』
砂の下には三度の泥が、泥の下には三度の『遺骸』が眠る。
第一の遺骸は、『狩人』の傲慢。
第二の遺骸は、『大樹』の虚栄。
第三の遺骸は、『菌糸』の探求。
我ら『獣』は、彼らの残した
だが忘れるな。
『狩人』の骨を拾う者は、力に溺れ、同胞を狩るだろう。
『大樹』の骨を拾う者は、天を夢見、地を見失うだろう。
『菌糸』の骨を拾う者は、知に触れ、人ならざるものに成り果てるだろう。
特に、三層目の闇に触れてはならない。
『菌糸』のネットワークはいまだ生きており、彼らの「知」は甘美な毒。
それを啜る者は、いずれ自らの肉体を捨て、泥の奥底で永遠に思考する『網』の一部とされる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます