第4話 捕獲
西門をくぐり少し歩くといろんな動物が歩いていた。
食材調達とはいっても、こうやって自分自身が外に出て自ら狩るなんてなかなかないから簡単にクロスボウなんて撃っちゃったら周りに危険視されてしまう。
「もうちょっと森の奥に行ってみるか、、、、」
いつも調達に出る東エリアもある森の奥で狩ったり採ったりする。
「うん?あれ見たことないなぁ」
目の前には、足が一回り太く角が生えてる豚みたいな生き物が歩いていた。
体調は1メートル、、いや2メートルはありそうだ。
「おっきぃなぁ」
あれは是非とも調理させてただきたい。
生き物を見るたびにこんなことを思う自分がちょっと怖くてヤダ。
「じゃあ捕獲と行きますか!」
流石の私でも、食材のために皆殺しダァァァ!とかは性に合わない。
なので苦しまないようにうまく捕獲する。そこでこれを使う!
「てれれれ〜!ハイパーにんにくスプレー!」
これは名前の通り、ハイパーなにんにくのスプレー!これを吹きかけると、凄まじい匂いで倒れてしまうんだ。
「おいしょ」
スプレー吹きかける時においしょは絶対言わんやろ、、、、と思いながらもごつい豚みたいなやつの吹きかける。
「よしこれで、だんだん意識が薄れていくはず、、、」
と思ったが矢先だった。
豚のような獣は、気絶するどころか凄まじい雄叫びをあげこちらに向かっては突進してきた。
「え、なんで!?まずい、逃げないと!」
スプレーを放ってから200mほどしか離れていなかったので、案外すぐに距離を詰められた。
「あ、これほんとまずいかも」
最初から終わった、、、と思ったその瞬間だった。
ヒュッ‼︎ ヒュッ‼︎
爽快な音と共に
2本の矢が豚に刺さった。
「、、、え?」
呆気に取られていると、目の前に若い女性が弓を担いで近寄ってきた。
とても美人で、24歳の自分と比べてみても明らかに年下ということがわかる。
「大丈夫ですか?」
「えぇ、、、?」
不意に声をかけられちょっとドキッとした。
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