手紙

山の香りカウンセリングサービス

苦しんでいる子ども達へ

周りがみんな意地悪をしてくる。

あなたを故意に傷つけようとしてくる。

あなたが困った顔をしたり、悲しんでいるのを見て蔑んだ笑いを向けてくる人もいる。

その度にあなたの心にナイフが刺さっていくでしょう。

毎日、毎日、ナイフを刺され続けた心はやがて息をしなくなり、死んでしまうかもしれません。


親にも先生にも、「助けて」って言葉にできないから、一生懸命表情や行動でボロボロに傷ついた心のサインを送るのに、誰も助けてくれない。

絶対気づいてるよね。

それでも見て見ぬ振りをされる。


時には助けてくれるような顔をして寄ってくる人もいたでしょう。

そんな人はこんなことを言います。

「あなたは一人じゃない」

「辛いことは決して続かない」と。

「そう言うあんたが今すぐ私を苦しみから救ってくれる人を連れてきてよ!」「もうこれ以上一秒たりとも頑張れないよ!」って叫びたくなりますよね。


家や学校は安全な場所なんて白々しく言う大人に気が狂いそうになるかもしれません。自分を傷つけてでも落ち着かせないととても正気を保っていられないのでしょう。


こんな場所から逃げ出したい。

ずっとそう思っていませんか。

でも、逃げ出すにもどこに逃げていいか分からない。

せっかく勇気を出して逃げても、無理やり連れ戻される。

ようやく心を許せる友達を見つけたのに、大人たちは決まって「あんな人たちと付き合うんじゃない」と言う。


こんな世の中で、心を殺し続けて生きてるのか死んでるのかすら分からない状態が永遠に続くの?

そりゃ絶望しかないよね。


なんであなたがこんなに苦しい思いをしないといけないのでしょう。

それは決してあなたのせいではありません。

あなたは悪くない。

じゃ、誰が悪いの?

私たち大人のせいです。

本来大人は子どもたちに最善の幸せを与える義務があります。

何を差し置いてもあなたを守り、慰め、大切にする義務があるのです。

その義務を果たせていない私たち大人があなたを苦しめているのです。

本当にごめんなさい。

あなたは何にも替え難い大切な存在。

世界で最高の宝物。

あなたにそう伝えたい。

この言葉を一人でも多くの苦しんでいる子ども達に伝えたい。

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