第15話 相談①

こんにちは…

ともかがそっとお店のドアを開けた。


占いのお店には

灰色の髪を、金色の髪飾りでまとめた 

ピスタチオみたいな瞳の色の

金色の耳飾りがとても綺麗な   

猫みたいな女の人がいた。

真夏なので、髪の毛をまとめている。

黒い洋服は半袖になっていた。夏だからか。


ともかが口を開く前に

シャムコ先生が口を開いた。


「あなた、以前一緒に来たお友達のことで相談に来たんでしょう?」

ともかがコクリとうなずいた。


「覚えていますよ。あの子、良い意味でも悪い意味でも、妙にまぶしかった。」

シャムコ先生は目をゆっくりと閉じながら、ともかを見た。なんかこの動作が猫っぽいんだよな。でもきっと嫌われてないと思う。と、ともかは思った。


だって猫がゆっくり目を閉じる時は、その人のことが好きな時だもん。きっとこの占い師さんは、私に、私はあなたの敵じゃないよって教えてくれてるんだと思う。


シャムコ先生はゆっくり立ち上がると、お店の入り口のドアにかけられているオープンの札を、クローズの札に変えた。そしてゆっくりとカーテンを閉めた。


「お話、聞かせてください。」

シャムコ先生は、ともかをじっと見つめながら言った。


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占いは 予約してから 来て欲しい


シャムコ 心の川柳


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