やる気のない、縁結びの(?)神様に与えられた使命は、地上に生まれいづる人間の「宿命の乙女」と契約婚を結び、人間について学ぶこと。
130年の時を待ち、由紀を見つけた逢結尊。
不器用な彼は強引に由紀との婚姻を結び、彼女との生活を始めるが……。
互いに惹かれ合うようになったふたりだが、逃れようのない残酷で悲しい宿命に呑まれていく。
「人間の縁と運命の結び目を見てもしょうがないだろ。てか、どうでもよくないか? 人間がどんな相手と出会っても関係ない」
そんな彼が最後に辿り着いた「宿命」のお相手とは──。
想い合うふたりにニマニマしていたら、急転直下な展開に、尊のみならず読者も突き落とされます。
え、このふたりどうなるの?!
けれど作者様は、胸キュン溢れる素敵なラストを用意くださっていますのでご安心を。
永い時を経て紡がれるふたりの幸せを見届けてください!