両親設定と、真莉のその後。

母親(鬼楚歌 麗華)

- 背景: 実家が裕福で、財政難とは無縁の環境に育つ。麗華は表向きは娘思いの優しい母親を演じ、浮気相手に頼んでわざと殴られ、被害者ぶることで周囲の同情を誘う。実際は自己中心的で、夫を操り、真莉を自分の感情の吐口として扱う。

- 動機: 夫・健一との結婚は、優しさと真面目さを装う彼が簡単に騙せること、子供手当金などの助成金を目当てだった。真莉の存在は、彼女の贅沢をより安定させる道具と見なしている。

- 離婚と親権: 真莉と健一がDVを否定しても、麗華の演技と実家の影響力で親権を獲得。調停では証拠が捻じ曲げられ、健一の主張は退けられた。

- 結末: アテナ(真莉の体を乗っ取った姿)に殺害され、事件は隠蔽。肉体は海に沈められ、痕跡が消される。


父親(鬼楚歌 健一)

- 背景: ごく普通のサラリーマン。穏やかで優しく、真莉を深く愛する。家族との時間を大切にし、娘の笑顔が生きがいだった。

- 動機: 麗華の裏の顔に気づかず、彼女の演技に騙され結婚。しかし、真莉の不幸を見て真実を悟り、親権を取り戻そうと奮闘。

- 努力と挫折: 弁護士と相談し、証拠集めや心理カウンセリングを準備するが、真莉がマインド・ワールドに旅立つ前に間に合わず、救えなかった。その後、娘を失った悲しみで精神的に疲弊。

- その後: 麗華の死後、真莉の行方を追うが、アテナの隠蔽工作で手がかりを失う。密かにフリーランス・コアに接触し、マインド・ワールドの調査を依頼。


家族関係と影響

- 真莉への影響: 母の冷酷さと父の愛のギャップが、真莉の孤独とマインド・ワールドへの逃避を助長。トト村での温かさが、父の優しさの投影とも言える。

- アテナとの繋がり: アテナは真莉の記憶から麗華の虚偽を読み取り、彼女を「大人の象徴」として憎む動機を強化。麗華の殺害は、アテナの「大人駆逐計画」の一環。


資金調達

1. 想通貨マイニング: アテナがマインド・ワールド内のサーバーを乗っ取り、隠し領域で仮想通貨をマイニング。現実の資金に変換し、肉体維持に使用。

2. 寄付詐欺: アテナが「真莉」としてSNSで「治療費」を募り、寄付を不正に受け取っている。

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ディセント設定資料集 マーシー(荒P) @Mercy_P

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