自主企画『比喩表現』参加作品

雲霓藍梨

比喩表現

 そういって髪を束ねていた銀細工の髪飾りを外すと広がったその栗色は変化して、光を吸い込む黒に銀の光が瞬く星の如く煌めき。毛先に掛けては漆黒が濃度を段々と薄くして、薄紫色ライラックに染まっていた。

 開いた瞳も一般的な栗色から、満月の様な金色の物に変わっており、吸い込まれそうになる。



『埒外の魔法使いは灰かぶりの少女を見出す』

第4話 幼馴染と再会 より

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自主企画『比喩表現』参加作品 雲霓藍梨 @ungei

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