六日目
短いものの睡眠は良好、すぐに疲れてしまうからほとんど動けないのは変わらないけど、入院当初の泥みたいにまとわりつく疲労感はなくなった。
両腕は重たいし、視界はボヨボヨなままだけどベッドで動かず喋らずにいれば足や腰を動かしてパタパタとリハビリができるくらいには動けるし、気持ちも少し楽になった。
ただ喘息の症状ってやつが日に日に酷くなっている気がする。
強い薬で咳は止めてもらえているので安静にしていればなんともない。
ただ少し動くと呼吸が脈がどんどん上がる。それが続くとさすがに咳も出てくる。
動いているあいだはなんともないのだけど、動作を止めたあとが酷い。
ハァハァドクドクハァハァハァハァハァハァバクバクバクで座ってなんかいられなくなる。
そしてベッドに沈み込んで整える。
2分動くと30分ベッドに沈む。みたいな感じ。
5日も寝かせてもらったから、家での戦闘モードがようやく溶けて本当の体調が表に出てこられるようになったのかもしれない。
自分の身体なのにわからないことばっかりだ。
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