これは圧倒されました。「生きる」ことが世間と食い違う『麗』と、そこに手を差し伸べる『結』。こう書くと麗と結が同格に見えますが、その通りかもしれないし、どちらか一方のヒロインが先行しているように見えるかもしれない。
どちらにせよ、彼女たちの周囲の環境(空気、と表されていますね)は、二人の理想だったり、幸せだったり、心情だったりを叩き潰し、それこそレールの上を歩んでいくようにと強制(矯正)しようとする。そしてそれがどれほど残酷なことかを知らない。考えようともしない。
そこから逃れるために戦ったり、諦めたり、手を取り合ったり。それが褒められた手段ではないにせよ、『心情的に破壊的』なのではないかと考え至りました。
ある意味、本当に恐ろしい出来事や物語というものは、こうして生まれてくるのかもしれないなと思います。