短く描かれた物語は、暴力的なシリアス。夜に迫ったナイフも、取り調べする女性警官も、主人公を容赦なく傷つけていく。世の中の冷たさと、冷蔵庫の冷たさ。対比するようなものではなく、きっとそれは重苦しいドアに遮断される。〆の三行のリズム感がお気に入りです。