ペルシャっぽい国とモンゴル帝国っぽい国のオリエンタルなファンタジー戦記。
文章が短く、倒置法も多めですが、私は、小気味よいと感じました。
カタコトっぽく見えるのも遠い異国の物語感が出ているのかもしれません。
モンゴル帝国に滅ぼされた中国の将が、中東に渡って将軍を務め、モンゴル帝国への雪辱を模索。
あと、モンゴル帝国の中の赤羽氏という、よい馬の産地の将と大王の絆が描かれ、戦場の描写は熱いですね。
あと、騎馬兵と馬との絆っていうのも、自作でも書いちゃってる節があるので共感でしました。
そして、それぞれが秘めていた内なる思いというのも知れて、最終的には落とし込みどころが日本人だよね、というのが感じられた作品です。
私も今後の参考にしたいほど、おすすめの作品です!