曖の詩

子律

貴方へ送る愛の詩

いつもはモノクロで丸い猫っ毛の彼

そんな彼のたまに見せる曖色

暖かくて柔らかく包まれる

分かりやすく顔に出る感情が綺麗でたまらない


彼は隙をついてはハグをしてくれる

どこにも行かないでと言わんばかりの強さで

恋愛を分けてないって言った貴方はどこへ?

でもいいの 愛されてるのは嬉しいから


蝶のように自由に でも気付かれないように

何処かへ消えてしまいそうだったのは貴方

でも今は逆なのね

私の方に羽が生えてしまったみたい


最初は学校のみんなにバレないように

ほとんど話さないし会わなかったのに

今は数分余裕があれば二人の時間を作る

私今すごく幸せだよ


曖昧が嫌いな私達

微妙な反応には過敏に

適当な対応には柔軟に

そう教えてくれたのは貴方だったよ


素の私を認めてくれて愛してくれたのは

本当に貴方が初めてなの

こんなにありのままの私で愛しているのも

本当に貴方が初めてなの


貴方の仕草 声 服装 表情 言葉

みーんな新しいものを見るとまた恋に落ちて

それを独り占めには出来ないから

貴方に言葉にして共有しちゃう


この前駅で可愛いカップルを見かけたんだけど

ペアルックなんてどうかな いつかね

どんな場面でも恥ずかしがらない貴方でも

流石に照れた表情でまた私を落としてくれるかな


傍から見たらバカップル

恥ずかしいけど喜んでる私もいるの

カップルでも十分に幸せなのに

その頂点みたいで嬉しい


甘えていいのも甘えたいのも

ずっとずっと貴方だけだから

これからも傍にいてくれますか?

なんてね


大好きだよ

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曖の詩 子律 @kor_itu-o

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