居酒屋で語られる宇宙人とアニメ論。

「宇宙人に支配されても、俺たちはクレーム処理して、ビール飲んで、アニメの話をしてる」

あまりにも日常。なのに、どこか壊れている。

本作の魅力は、地球侵略というSF設定が“絵空事”として扱われず、むしろ背景として淡々と日常に溶け込んでいること。

主人公・浅井ハルの「何もしなかった」過去がじわじわと効いてきて、読者自身の人生に照らし返さずにいられない。

そして再び訪れる“あの夜”の再現。

過去の選択に今こそ向き合わされる、社会人ヒーローの静かな覚醒が始まった――。

「みっともないかどうか」なんて、誰が決める?
この作品を読んだ後は、きっと自分の“ガンフィスト”に手を伸ばしたくなる。