魔法少女 美海美ちゃん的なアレ
魔法少女 美海美ちゃん的なアレ①
〜side
「なんか一人増えてない?」
土曜日、今日は
「あ、やっぱり分かる?」
「いや、分かるだろ」
「は、は、初めまして、
16歳です!探索者資格は昨日合格しました!」
「何回目で?」
「え?1回目で合格ですけど?」
「よし、
「なんで?!」
・
ダンジョンへと向かう道中に
しかし、
うん。確かにほっとけないな。
なので一層のスライム相手に
説明の途中、「え?」とか「えぇぇぇ?!」とか、「しゅ、しゅごぉぉぉぉい!!」とかの反応を頂いた。
・
時間は18時。
今日の探索はここまでで切り上げて清算に向かう。
ちなみに本人たっての希望で
前世では苗字を持つのは貴族か王族しかいなかったからミンナ名前呼びだったしな。
さて、さて、いつものお姉さんの元での清算だが、「また女性が増えたんですね?」と笑顔で言われてしまった。
普通に女性を侍らせるチャラい奴に見られているんだろうな。ま、どうでも良いけど。
今回の報酬は九千円ほどだったので、一人三千円づつ分けて、帰りに長ったらしいコーヒーを飲んで少しだけ喋って解散した。
・
次の日の日曜日の探索でも同じように
「えっと、いいか
「え?えと、何となく言ってることは、わ、分かりますけど、よく分かりません」
「そうだ。考えても分からないなら、感じるんだ。とあるブルースさんも言ってただろう?『考えるな、感じろ』って」
「ぶ、ぶるーすさん?」
結局、その日に
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