第5話



 それが私が、生涯愛したあの人と言葉を交わした最後の日の出来事である。






『何の意味も無い者だ』






 幼い頃サンゴールの礼拝堂で一目見た時から抱いた私の思慕、

 

 長い長い苦悩の時は。


 そんな一言で終わったのだった。



【終】


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その翡翠き彷徨い【第44話 放たれた魔言】 七海ポルカ @reeeeeen13

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