ep.2 待ってました非日常!

ここは何処だろう。すごく立派な部屋、まるで中世の皇女が使っていそうな部屋だ。天蓋付きのベットまである。すると部屋のドアの外から何かが走ってくる音がした。




「お姉ちゃん!お姉ちゃん!私だよ!私が遊びに来たよ!」




と綺麗なストレートで長い金髪をゆらしながら部屋のドアを開け私の胸に飛び込んできた。


そこへ申し訳ありませんとこの私をお姉ちゃんと呼ぶ子のメイドが言う。




驚いたが迷惑な気はしないので


「全然大丈夫よ」と微笑む。


メイドは


「ーーー様は本当にお優しいお方ですね」


と言う




しかし名前の部分だけノイズがかかったように聞こえなかった。




「ねぇ私の名前なんて言うの?」


「えっ?あなた様のお名前はーーー様で、ーーー様の妹がーーー様でございますが…」


「えぇー?!お姉ちゃん自分の名前も私の名前も忘れちゃったの?」


「きっと疲れているのでしょう今日はもうゆっくり繧?▲縺上j莨代s縺ァ荳九&縺。」




メイドが何を言ったのか理解出来なかった。


先程よりも酷いノイズが走る。頭がぐらぐらと揺れているようでとても痛い、




「おねぇ縺。繧?s?だいじ繧?≧縺カ?」




違う、頭がグラグラしてるんじゃなくて世界が揺れてる。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。


痛みで意識が朦朧とする。そしたら目の前に扉が現れて吸い込まれたような気がした。




















ブーブーブー。6時です。ブーブー6時です。


「うわぁぁぁ!」


「はぁ…はぁ……なんだ夢か」


そう言ってスマホのアラームを止める。


「なんか凄くリアルな夢だったなぁ。学校の準備しないと」




「あら、おはよう。今日は早いわね。何か用事でもあるの?」


「おはようお母さん。今日は何も無いよ。」


「そう。それじゃお母さんもう仕事に行かないと行けないから、後のことよろしくね。」


「あと、2週間後お父さんがこっちに来てくれるから予定空けといてね」


「はいよー。」




「それじゃあ行ってくるわね。稀梨華。」


「行ってらっしゃい」


母を見送り、朝食を食べ、ニュースを見る。




「緊急ニュース速報です。緊急ニュース速報です。歩行者天国で「エクロス」が人を襲っているという情報が入りました!詳しいことはーーーー」




この世界には地球とは別の星からやってくる「エクロス」という化け物がいる。そのエクロスは「エルピーダ」という力を使い、人々を襲ってきた。しかし、人間がその力を使えない訳では無い、一部の人間がエルピーダを持って生まれてくるのだ。世界はそのエルピーダを持って生まれてきた子を保護という名目で施設に入れ、対エクロスのための兵器として育てた。その組織の名を「イロアス」。今はイロアスのおかげで、被害は抑え込まれている。イロアスの施設は世界各地にある。しかし、イロアスでも倒すことの出来ない強敵もいる。




その名前は「世界の管理人」。




時は2800年前ーギリシャの空に1人の男とその男の後ろにいる下半身が透けている男が現れた。その男は人類が目にしたこともない摩訶不思議な力を使い、世界の半分を破壊した。




しかし、勇敢な司祭が男に「何故こんな事をする!お前はなんなんだ!」と言った。




それに男は「私はオルフェンの管理人。第1管理人です。」と言った。


オルフェンは古代ギリシャ語で「闇」と言う意味だそう。


さらに男は「この力はとある崇高なお方から頂いたものなのです。あのお方から力を頂き、パートナーと契約を結ぶことで管理人になれるのです。」「この頭についている、3つの星の冠がその証ですよ。強さによって星の数は異なります」と言い、男は颯爽と消えたそうだ。




これはその勇敢な司祭が残した書記に書かれていたものだそう。司祭は「パートナー」とは男の後ろにいた下半身が透けていた男のことだろうと結論づけた。これをきっかけにイロアスが作られた。




しかしあれからもう何も音沙汰がないので、管理人はただの伝説だと思われていたが、20年前ー管理人らしき人物が日本に現れ、街を襲う事件が起こった。しかし、それは管理人ではなく、男が言っていた「パートナー」と言うものだとされた。しかし、そのパートナーにイロアスは手も足も出ず、死傷者が沢山出た。パートナーはそれに満足したのかどこかえ消えたそう。これが今現在わかっている事だ。




「今、イロアスの精鋭部隊のーー」ポチッ


「そろそろ行かないと。その前に着替えと歯磨きとか済ませないと。」




私は食器を片付け、部屋に向かい、洗面所に向かってまたリビングに降りてきた。




私の名前は、初瀬川稀梨華はせがわ まりか


中学三年生。名前がめずらしいとよく言われる。確かにこれで初瀬川はせがわと読むのは初見じゃ絶対分からないと思う。けどなんか特別な感じがして私はとても気に入っている。そろそろ時間だ。


いってきますと言い、鍵を閉める。




家から学校が近いので歩いていく。テストの点数どうだろうな〜。今日の給食はなんだったけ?デザートはハチミツレモンゼリーがいいな〜。等と考えているうちに学校に着く。先生に挨拶をし、下駄箱に行くと親友のしーちゃんこと、雫にあった。




「おはよう稀梨華」


「おはようしーちゃん」


「今日のニュース見た?歩行者天国の。」


「見た見た。けどちょとしか見てないからどうなったのか分かんないんだよね」


「あぁ〜でもあの後すぐにイロアスの精鋭部隊が来て、一瞬で倒したんだよ。今日も白瀬隊長がイケメンだった!てネットでは大騒ぎだったよ」




「白瀬ってあのイケメンな人?」


「そうそう。それでさーーーー」




色々と話してるうちに教室に着き、少し話してから席に座り、ほかの友達と喋ったりして先生が来るのを待つ




みんな今日のニュースの話題で持ちきりだ。エクロスがここに来たら白瀬隊長やイロアスの人達に会えるのにな〜。助けられたい!と様々な意見が飛び交う。




しかし、本当にエクロスが来たら大変なことになってしまうが、ここ北海道はエクロスの出現率が極めて低く、まぁ他の地域に比べれば安全と言えるためみんな非日常に憧れるのだろう。かくいう私も非日常にちょっと憧れている。




「朝の会を始めるぞー。」


先生が入ってくる。


委員長が


「起立。」と言い、みんなが立ち上がり、委員長が「礼」と言うと同時に、




ガッシャーン!!!




全部の窓が勢いよく割れ、エクロスが襲撃してきた。












































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