かたつむりうた
綾華(リョウカ)
かたつむりうた
ゆっくりと詩は歩みゆく蝸牛歌(かぎゅうか)を口ずさみつつここで待とうか
いつ見ても最新作が三部作くるくる色を変えて合わさる
詠まれるを待ちて焦がれていた歌は三十一文字でぴちぴち跳ねた
五七五七七でしか喋ってはならぬ短歌のスパルタ教室
うたの意味説明なんてできんのよ私の魂(たま)に触れる気で来て
鋭利な詩遺さるルチオ・フォンタナの切り裂かれたる画布の現場に
歌に傷刻んでるから本人はわりと平気でいられるんです
短歌とてAメロBメロサビがありラスサビ前のブレイクが肝
歌を詠むことは明日が来ることを楽しみに待つことを教えた
スロウなる綾華のうたう蝸牛歌はぬめぬめ延ばすコントレイルを
かたつむりうた 綾華(リョウカ) @ryokamoekasu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます