再会は毒の味
@minusone
再会は毒の味
オレンジに照らされ笑う学ランの君が今でも焼き付いた傷
君は医者になれたらしいから僕は献血に行くこれだけ出来る
とりあえず埋めた心の解答欄どうせ答えは0なんだろう
JR神戸駅前の居酒屋 窓際の席 夜景を見てる
親友と片想いとの間には一升瓶のふやけたラベル
アナウンス 線の内側まで下がる 越えたら二度と会えなくなるし
千鳥足 わざと見送る終電と肩組む君の瞳の近さ
期待打ち砕く青いT字並ぶ 借りた枕は濡らせやしない
暖色のLEDも愛したらタングステンになれる日が来る
僕と会う今日はメガネでコンタクトは明日のデートで入れるらしい
再会は毒の味 @minusone
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます