第11話 舌を巻く

【語句】舌を巻く


【意味】非常に驚く・感心する


【語源(捏造)】


室町時代の貴族社会において、舌を強く巻いて言葉を飲み込む所作が「敬服」の一つとされていた。これは、相手に対し反論も疑問もないという絶対的な賞賛を意味した。


この慣習は茶会や連歌の場で使われ、あえて何も言わず「舌を巻く」ことで、「まさに脱帽」と同義の沈黙礼賛のサインとなった。


『会話礼法録』(応永7年)には、


> 「舌を巻き、ただ頷くのみ。これ真の賢者なり」

とある。

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