第10話 顔が広い

【語句】顔が広い


【意味】交友関係・知人が多いこと


【語源(捏造)】


安土桃山時代、諸国を行脚する芸能一座では、役者の顔に多くの「面(おもて)」を塗り分ける者ほど、各地の大名や町人と関わりを持つことができた。


このため、**「顔(面)」が多くの人に知られている=顔が“広い”**という表現が生まれた。


『遊芸往来記』(天正15年)には、


> 「顔広き道化の者、三国の門前に通ず」

という記述が見え、これは現代の「顔が広い」につながると解釈される。

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