自宅療養、セルフケア
朝散歩、太陽光、運動、人情
一月、二月の頃の話だ。
個人的には絶賛絶不調、薬は効かん、酷い日は二時間くらいしか寝られん、思考がぐるぐる一方通行の行き止まりの無限ループ。この幻想をぶち壊したいが私の手はふつうの手。スマホでせっせと改善法を調べることが精一杯の植物であった。
とりあえず、六時間ほどは寝たかった。
そのために睡眠障害改善のサイト記事をアホほど調べて読みまくった。
ある程度は同じことが書いてあった。
まず、起きたあとはすぐに太陽光を浴びる。
その後に朝散歩をする。
散歩とは別でウォーキングやランニングなどの運動をする。
夜には心地よい音楽を聴いたり好きな本を読んだりしてリラックスし、しっかりとストレスを解消する……。
その他には布団の中で行う睡眠法やら呼吸法やらでてきたけれど、専門医でもない私が説明することではないので割愛します。
さて太陽光やら朝散歩、疲労を溜めるための運動にリラックス。
効果はあると思う。これで実際によく眠れるようになった方はいらっしゃると思うし、まったく否定する気はない。朝散歩、ふつうに気持ちいい。太陽光も豊かで新しい朝を感じる。
でも私の睡眠障害にはあまり効かなかった……。
その上で継続が大事だと思い、なんとか散歩は朝じゃなくとも行なうようにした。
一月、二月の話なので、寒かった。
少し歩いたところに河川敷があるのだが、そこをよく歩くようになった。白い息を吐き出しながら走ってみたこともある。なぜか途中で耳鳴りがして、走るほどに辛くなっていった。でも走った。治りたかったのだ。ゆっくり寝て、前までのように生活できるようになりたかった。
この頃の散歩や運動がどの程度今に影響しているかはわからない。
しかし、体力には多少影響したんじゃないかなと思う。
胃もたれになったあと、最大で十キロほど体重が削れたのだが、その時の体力と体調が本当に最強に最悪だったと思われる。
この最悪体力をなんとか留めていたのが散歩ないしウォーキングなんじゃないかしら……。
朝の河川敷や河川敷そばの神社に寄った時、揺らぐ水面やさらさら鳴る草木を眺めながら、じんわりとした安堵を覚えたのは確かだ。
睡眠に直接効いていなかったとしても、無駄ではなかったはずである。
余談なのだが職場に睡眠障害を患っていたことのある後輩がいる。
お互いに調べた睡眠障害改善法を話して、大体同じだったのでなんだか面白くなって笑い合った。
効いているか効いていないかもわからず結局やらなくなったと後輩は話し、私は朝散歩というかウォーキングは続いていると返した。
後輩は私をすごいと褒めてくれた。
「草森さん、一時期本当に苦しそうだったので……そんな時にもお散歩したり、仕事にもちゃんと来たり、すごく頑張ってらしたと思います」
泣きそうになりつつお礼を言った。
この世には優しい人がたくさんいる……まるで太陽光のようにまぶしく明るく、私を照らして包んでくれる……。
そんなことを思いつつ、本日も散歩に出掛ける準備をする。
皆様も、今日も元気にいってらっしゃい!
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