幽世にて異世界転生か?と思ったけど!!
呉根 詩門
ヴァカは死んでも治らない!?
猫地ねぢは悩んでいた……
新作のライトノベルのネタがない!?
このままだと、またあの鬼編集者に監視されながらノンストップでパソコンに向かって書かされる!?
ねぢは怠け者だが、学習能力の無い馬鹿ではなかった。とりあえず気分転換にしばらく、ねぢはスマホを弄ってSNSで思う存分フォロワーのポストをからかった後外を見ると真っ暗になっていた!!
ゆうに半日はスマホいじりに費やした。
訂正するべきか?ねぢは学習能力のない馬鹿ではない。スマホが無い場合の制限付きになるが。
ふと我に返ったねぢは考えた!
今までラブコメ、SF、異世界ファンタジー、現代ファンタジーと色々書いたが、ねぢがまだ書いた事がないジャンルが1つだけあった!
ミステリーである。
新作はミステリーを書こうと決意したねぢはとりあえず殺害トリックを考える為に部屋を密閉して練炭を炊いて一酸化中毒を体感しようと考えた!?
完璧なトリックにしたいねぢは内心
「こんなんで死ぬなんて、ミステリー書くやつらヴァカじゃないの?www」
と名探偵コナンや金田一少年が見たらこいつの方がヴァカじゃないのか?!
と思われてしまうが残念ながら誰もねぢに忠告してくれる優しい人はいなかった……
ねぢは練炭を炊いてしばらくすると急に意識が遠くなって視界はブラックアウトした。
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ねぢが意識を取り戻すと全裸で真っ白な世界に一人佇んでいた。
「一体ここはどこなンゴ?」
とねぢは誰に言うともなしに呟くと
「ここは幽世じゃ!」
とねぢの頭上から声が響いた!
ねぢは辺りを見渡すが人影は見当たらない。
「一体あなたは誰ンゴ?!」
ねぢの言葉に声の主は深くため息をつくと
「私は幽世の主……言わば神様じゃ!!」
ねぢとしては全く自分が死んだつもりは無いのか
「またまた我をからかうびっくりイベントゴネ?! そんなチャッちい仕掛けには驚かないンゴ!」
天の声……こと神様は再び深くため息を吐くと
「お前は死んだんだ! それも自分で遊び半分で練炭炊いて! それくらい分かれよ!」
どうやら神様はこいつは相当のヴァカだと認識して声を荒らげた。
結果一連の流れからねぢは学習能力のない馬鹿ではない。それ以下なのだ。
「それってマジなん?!」
「マジもマジで大マジだ!!」
ねぢはようやく今の状況を理解したのか、しばらく目を瞑ると
「これって異世界転生して、チートもらって俺TUEEEEでハーレムゴネ?!」
「お前……アニメやラノベの見すぎじゃないのか? 普通ねぇよ! んなもん! お前はこれから現世でGに転生するんだよ!」
「G? GってあのG?」
「そうだよ! お前みたいな人間の屑それで十分! 地獄行きで血の池地獄みたいな観光巡りが良かったか? バカ?!」
神様はねぢがあまりにも残念なおつむなのを分かったか、容赦なかった。
「酷いンゴ! 我みたいなパーフェクトヒューマンがGや地獄巡りなんて神様が許さないンゴ!」
「だから! 俺が神様だよ! ヴァカ!」
「ヴァカの癖に天才をヴァカ呼ばわりするなんて信じられないンゴ!」
「どう考えてもお前はヴァカじゃないか!! ふざけるのも大概にしろよ?!」
神様とヴァカの罵りあいで半日は過ぎた……
互いに悪口と貶しあいに疲れて息切れしていると、途端に神様は大きく舌打ちをした。
「おい! ヴァカ! 良かったな! 現世でお前の命を救ってくれた奴がいるみたいだぞ! もう二度とこっち来んなよ! また来たらソッコーでGだから覚えておきな!!」
「DTの癖に天才の我をGにさせるなんて信じられないンゴ!」
「お前の方がDTじゃないか!!」
以後、現世に戻ることが決まったヴァカだがしばらくの間神様と再び罵りあいが続いた……
あまりにもの不毛な争いだがヴァカの意識がだんだん薄れていった。
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ヴァカが次に意識を戻すとどっかのアニメの恒例イベントこと見知らぬ天井が視界に入った。
「ここは……どこンゴ?」
「病院ですよ。先生!」
とヴァカの天敵の編集者が心配顔で見つめていた。
「まさか……あまりにも執筆が進まず、練炭自殺するなんて……そこまで思い詰めていたとは思ってもいませんでした」
「我をさっきまでディスっていたヴァカは? あれは夢だったンゴ?」
「先生……疲れているんですよ……今はゆっくり休んで」
「ネタが浮かんだンゴ! 転生したらGだった! にするンゴ! そして現世で思いっきり幽世のヴァカをディスってやるお!!」
「せ……先生?」
「休んでいる暇はないンゴ! 悪いけどPCを家から持ってきて欲しいお!身体君が書けと言っているお!!」
そして瞬く間に転生したらGだったと言う作品を書き上げたヴァカはことある事に神様を作品の中の至るところでディスった!
いずれ天命が尽きて神様と再びま見える時どうなるか?
もう言うまでも無い事だろう……
きっと貴方の台所にヴァカが彷徨いているかもしれない、その時は温情かけることなく殺虫剤をかけるのが1番のヴァカへの薬である。
幽世にて異世界転生か?と思ったけど!! 呉根 詩門 @emile_dead
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