第30話

水周りの試運転は順調。

後は。

「下の大きな水タンクに水を貯めるのにかなり時間かかるにゃ」

そりゃそうだ。

「今バスタブの水汲んでるけど自動停止する装置なんかついてないから注意にゃ」

生活スペースにゴブリン入れたくないし。どうすっかな。人っていうかモンスター出すか?そのうち。とりあえず俺や幹部の誰かが見るだろ。

メイドさん欲しい。



「薪はどうするにゃとりあえず魔力で購入してもらったけどにゃ」

「そっちは後で取りに行こうダンジョンを飛行させて」

そっちは忘れてた。


「それとクレーンが欲しいにゃ」

「クレーンときたか」

気にはしてたけどダンジョン機能で購入出来なかったものだ。

ポリタンクをロープで引き上げるのすら大変だった。薪も結構量が欲しいのでそういう物が欲しい。


「でもダンジョン機能で買えないよ」

「作るにゃ。構造計算出来ないからテキトーに。手動になっちゃうけどにゃ」

むむむ

「よしやってみてくれ」

「任すにゃ!早速材料は買うニャ」

「おーけー。だけどクレーン作りは明日にしてくれ」

「了解だにゃ」




操作室に来たアルテミスが例の冒険者を見張っている。

「どんな感じだ」

「何体か平原の魔物を狩っていますね」

魔物狩りか。

「仕留めた魔物どうしてる?」

「このメイドが、持ってるバックの蓋を開けて、かざすと消えます。収納してる様子です」

便利なアイテムだな。


「あっテントを貼り始めましたね。」

「火を起こして焚き火か」

調理器具やテーブルを出し食材などを出している

狩ったであろう魔物を取り出し簡単に解体して串で焼いている。

「俺たちも夕飯にしよう」

「見張りはどうします?」

「ちょっと位見てなくても大丈夫だろ」


はい食事休憩にするよー。

見張りも人手不足だな。

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