第8話

憑依したゴブリンが死んで制御室に帰ってきた。

「よくやったアルテミス」

「あ。ありがとうございます。」

驚いた表情をしている。

「怒らないよ、俺が憑依したゴブリンを囮にしたんだろ」

「はい」

それよりモニターを見る。

「上手く捕まえててくれよ」

「お任せください」

アルテミスは強く

大剣使いの女の子を巨大な手で握っている。


どうしようかな。ロープで縛る?どうやって?

などと迷っていると。

「結構硬いですね肋骨折ってやるつもりだったですが」

「まあ骨折れたら動けないね」

今は元気に巨大な手に噛み付いている。

「まずいですねこの巨大な手魔力消費が激しいです。」

確かにその通りだ。残り魔力を確認する。

どうしよう。あ。そうだ。地図を確認する。

「1階のダンジョンに部屋があったからそこに入れちゃえ。部屋の扉鉄で封印する」

封印というかダンジョンの魔力を使って鉄の壁にする。

「はい」

巨大な手は空間を無視出来る。ちなみに扉よりデカいのでこの力が無かったら部屋に入れることもできなかったろう。

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