第7話

あの大剣の女の子とゴブリンを閉じ込めて放置しておくとゴブリンが全滅しそうだ。しかも相手にダメージを与えられそうもない。そこで。よーしこうしよう。一気にゴブリンをぶつける。それと同時に大きな手で攻撃してやろう。


それと魔力的な理由で長時間飛んでられない。

たった2時間着陸して休めただけだし。

それとあの女の子は何とか生け捕りにしたい。


ぐへへ。な展開にしよう。

ぐへへ。

まあ勝てたらの話だな。取らぬ狸の皮算用しててもしょうがないし。

それとダンジョン自体を左右にグラグラ動かすとか。して相手を疲れさせるとか。。。こっちが疲れそうだな


という訳で攻撃開始。



「アルテミスゴブリン共をぶつけてやれ」

「はい」

良く分からんけど大きな手は空間を無視して100匹程度なら持つ事が出来る。その上壁を無視して一気に運べる。強い。

あそうだ思いついた。俺が1匹のゴブリンに憑依してみよう。

真近であの大剣使いを拝見させて貰おう。



ひー今戦場。ゴブリンに憑依してアルテミスに運んで貰ったとこ。

やっぱりあの女の子つえーな。

操作パネルのモニター越しだとよく分からんかったけど。身長1m程度剣の長さは3m程度もある

その上で風のように舞い早い。ちなみにこのダンジョンかなり天井が高い9m位あるし道幅4mはある

乗用車位なら通れるだろう。

今度から棍棒より槍を用意しよう


それとゴブリン達なんだが、逃げやがった。

ぶっちゃけ俺も逃げている。

おい戦え

「ごぶっごぶごぶ」

「ごぶごーぶごぶごーぶ」

お前だって逃げてるじゃん。だと。言葉が通じた!いやそんな場合じゃなかった。

「まてー害獣共にゃ」

大剣使いは巨大な手の攻撃をかいくぐり、反撃を加えているが効果がないようだ。その上で何故か俺を狙って移動して来る。ふオーラが隠しきれなかったか 。冗談だよ。まぐれだろうけどさっき一撃当てたからね。きっとそれで追いかけて来るんだろう。

「全然手応えがねーにゃ。ギロチンっ」

大剣使いが振りかぶって巨大な手に上から切りつける。多分これがギロチンってスキル何だろう。

大剣は床を斬る。床は石畳でその下が鉄の床になっていた。その石畳が斬れた。

「まるで雲見たいにゃ。しまったにゃ」

俺は近くのゴブリンの棍棒を奪って投げた。

ノーダメージっぽいな。

「ゴブリンごときがー」

「ごーぶごぶぎごーぶごヴごぶ」

適当に煽っておく。

「うにゃー」

こっちに気を取られたせいで大きな手の攻撃が当たった。ラッキーでもあんまり効いて無さそう。

みんな畳み掛けろ

「ごぶっごぶごーぶ」

「ごごごごごぶー」

今のうちに逃げろーだと。

要らねーこいつらまじいらねえ。

仕方ねーウリャー俺1人でも。棍棒で殴りに行った。

「鬱陶しいニャー」

バックステップで距離を離された。

俺と巨大な手どっちも相手にするには手が足りないようだ。そうでなけりゃとっくに斬られてる。

「何処行ったにゃ?」

あれ巨大な手が消えた。ちょアルテミスさん?

「まあいいにゃ死ぬにゃ」

俺の心臓を突かれた。

その直後下から巨大な手が生えてきて。大剣使いの女の子を捕まえた。


か勝ったぞー!!!!

俺の意識は薄れていった。

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