たった10首で、疲れた金曜夜からの異世界冒険。
そして社畜の現実へと帰還するまでがギュッと詰まった“週末限定ファンタジー”。
なのに、ちゃんと起承転結があって、物語として完成されてるのが本当にすごい。
冒頭の「段差で気絶」から始まる導入の脱力感。異世界チートの快進撃。
そして――きっちりとオチもある。
すべてが絶妙なテンポとユーモアに包まれていて、気づいたら何度も読み返してしまいました。
「短歌でここまでやれるんだ!」という驚きと、「月曜……嫌い」という共感が同時に押し寄せてきます(笑)
短歌好きはもちろん、異世界モノや社会人読者にも刺さるはず!
“週末の逃避”にぴったりの一作、超おすすめです!