夢の話
コンラン
夢の話
夢の話をしようか?
むかしバクが夢を食べるって話を聞いた。
これはなんでそういわれているんだっけ?
えーとなになに、
中国の古代文献『神異記』などに登場し、「あらゆる動物の良い部分を集めてできた聖獣」とされてた。
特に「悪いものを追い払う力がある」と信じられていて、魔除けの存在として重宝された。
その後日本に伝わると、
平安時代〜室町時代ごろから「悪夢を食べてくれる存在」として語られるようになった。
悪い夢を見たときに「獏にあげます」と唱えると、バクがその夢を食べてくれる、と信じられてた。
ということらしい。
※AI出典
じゃあバクを呼ぼうか、バクさん、バクさん、爆散 獏さん出ておいで。
ぼくの部屋の真ん中から光の柱が立ち、その中からバクさんが現れた。
「うん?呼びましたか?ご主人様。」
ご主人様って感じじゃないけど、まあいいか。
「それで爆散、火薬作って。」
「火薬ですか?ご主人様。」
不思議な顔したバクさんがその目をぱちくりしながら見つめてくる。
「あ、ごめん違うんだ、バクさん夢を食べてくれるかい?」
バクさんは、目を白黒させながら、体も白黒だったな。
「すいません、ご主人様、悪夢しか食べれません。」
「そっか、悪夢か、そういう設定だった、最初にそう認識しちゃったから、普通の夢は食べれないか。」
バクさんはすいませんってかんじで、しゅんとしてしまった。
「悪夢だったら食べれます。というか大好物です。」
僕は言った。
「この夢自体食べれないのかな?悪夢じゃないってことか、この夢は。」
「よし、ここを悪夢に変えよう。」
そういうと景色は、僕の部屋から一気に暗く、寒い、場所になった。
ただただ、暗く寒い世界が広がってる、うん孤独でいやな世界だ。
「これでどう?悪夢っぽい?」
「うーんとご主人様、ここを食べるということは、このお話自体がオチもなく終わることを意味します。」
うーんたしかにオチもなく終わる、悪夢だ。
「そっかそれは、悪夢だね、作家的に。」
「あ、ちがうか関西人的にか、ごめんごめんオチない話もあるよねきっと、すぐ関西人はオチないとあかんとかいうもんな。」
バクさんはこう言った。
「どうされますか?」
僕は覚悟決めて言った。
「この夢たべていいよ。」
「わかりました、ご主人様、いただきまーす。」
ばくばくばくばく、もぐ、ばくばくばく、ごくん。
うん?おわってないけどこの話.......どういうこと?
今度は僕が目を白黒させた。
あれ?バクさんがいない。
こまった、でもどういうことだろ、悪夢=オチがない話=食べれる
しかし今回は
食べれなかった=悪夢じゃない=オチがあるってことか。
しかしバクさんは消えた、バクさん自体を食べた=バクさん自体が悪夢だった ということかな。
よかったオチがついたね。だってまだ話が続いてるじゃない。
夢の話 コンラン @konran20250528
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