最初は、少年たちの冒険譚かと思ったんですが、ところがどっこい感凄いです。
次のその一歩目から、足元に沼を設置されていた、とでも言うべきか笑
でも本当にファンタジーの世界ってのは、このくらい淀んだものなのかもですね。
物語は木漏れ日の下で剣を交える二人の少年――主人公のエルバートとジャンゴの瑞々しい日常から始まり、してその『平穏』が無慈悲に炎と血に呑まれていく展開。
そして物語は主人王エルバートの王道風ファンタジー路線(エルフも出るよ!)な世界観に、その主人公の友人、ジャンゴの視点世界からなる、ファンタジーの視点。
だからとて、主人公の世界観がよくあるライトなファンタジー小説なのかと思えばそうでもなく、それなりの湿度を伴った世界が構築されていて読みごたえがあります。
エルバートの旅をずっと追いたくなるやつ。
いやーたまりませんね!笑