オムニバス形式の怖い話の数々。
掌編なので、サクッとよめますよ…という
謳い文句のインスタント・ホラー。
多分、作者はそのつもりで書き始めたの
だろうけれども。
これがどうして!
なかなか、怖い。
それはきっと、文章が端正であり、内容も
凝りに凝ったストーリーだからだろうか。
けれども、話に凝れば凝らす程に重たく
なるかと思いきや、流れる様に軽妙であり
すらすら読めてしまうのだ。
そこに作者のセンスを見る。
お洒落なカフェ・メニューの様な魅力的な
ラインナップ。
決してインスタントとは言えない満足感。
兎に角、先ずは読んでみて貰いたい。
きっと絶妙な満足感が得られるに
違いないのだから。